「スロットを打ってみたいけど、難しいし、目押しもできないから無理だよな」
そう思ってパチスロに手を出せない人は多いかと思います。
今回は、そんな「スロットの目押し」を習得する手順を詳細に解説します。
記事や動画を見ながら習得することで、ほとんどの方が目押しを習得できるはずですので、手順に沿ってトライしてみてください。
※ビタ押しについての解説ではありません。自分で目押しをしてボーナスを揃えたり、レア役を獲得することを目的としています。
これからパチスロにチャレンジする人も、すでにスロットは打っているけど、目押しは店員を呼んでお願いしているという方も、しっかり読んで実戦してみてください。
ただし、目押しは実際にリールの動きを確認しなければ習得はできません。
文字として起こしてはおりますが、動画を見て習得することをオススメします。
目押しを習得できない動画が多すぎる!
間違った目押し習得手順を参照して習得を諦めてしまわないためにも、今回の記事を作成した理由を少しだけお伝えしておきます。
世の中には、目押し習得動画がいくつも公開されています。
しかし、実際にはその習得手順では、目押しを習得できる人に限りがある手順やコツが紹介されていることが多いです。
※少なくともチェックした動画で、確実性の高い習得手順は無かった。
その手順は、おおよそ以下の通りです。
- 色や飛び出している部分を確認しましょう
- タイミングをはかりましょう
顔や目の位置などを手順に入れるなどの解説はあったとしても、大きな流れは上記のように解説されます。
実際にこの流れで習得できる人もいるでしょうが、習得できる割合が低くなるはずです。
なぜならば、根本的に習得の手順が違うからです。
本記事や動画を最後までチェックしていただくと分かりますが、本記事における目押し習得手順は以下のようになります。
- 目押し習得手順1:基礎知識の習得
- 目押し習得手順2:タイミングの習得
- 目押し習得手順3:リールの見方、調整の仕方を習得
- 目押し習得手順4:ホール実戦
見て頂いても分かるかと思いますが、最初にお伝えした既に出回っている動画とは工程が異なり、工数が多くなっています。
さらに初心者には基礎知識も必要です。
これは各パチスロ台の設定差などの固有の知識のことではなく、「目押しをするために必要な知識」のことを言っています。
では、1つずつ解説していきます。
目押し習得手順1:基礎知識の習得
目押しを行うにあたって必要な知識をお伝えします。
目押しは見えないと出来ないのか?
パチスロ初心者の方の多くは、おそらく目押しについて以下のような認識でとらえているかと思います。
- 目押し:図柄をちゃんと認識して見て押している
しかし、実際にスロットを打っている人のほとんどの方は、「枠内に7が見えたから押す」みたいな、あわただしい感じで打ってはいません。
「目押し」という言葉になってしまっているので、仕方のない部分があるのですが、目で見てから押しているというわけではないということなのです。
つまり、多くの人はちゃんとは見えていませんし、見えていなくてもスロットは問題なく打つことができると言えます。
※少なくとも自分は回っているリールの図柄をちゃんと認識して目押しをしているわけではありません。目や頭を上下に動かすようなことをせず、普通に目押しができています。
後述しますが、スロットは1回転する周期が決まっていますし、リール制御(ピッタリ止めなくても揃えたり、外したりする)もあるため、だいたい基本的な部分を理解し、身体に覚え込ませてしまえば、誰でもできるということです。
但し、一部の台で必要とされる「ビタ押し」については、ほぼ狙った位置でボタンを押さなければいけません。
※今回は目押し習得が目的なのでビタ押しは解説から除外します。
成立フラグについて
どんなに目押しの精度が上がったとしても、内部的に当選していなければ揃えることができません。
つまり、ボーナスが確定している状況にならなければ、7をどんなに正確に狙ったとしても揃えることができないのです。
パチンコで言うところの、ハズレ時にどんなにボタンを連打しても当たらないのと一緒です。
※パチンコはスタートチャッカー入賞時、パチスロはレバーオン(台によってはボタン停止時やボタンを離した時に何らかの抽選することもあり)時に当否が決まります。
リールは滑って揃えようとしてくれる
スロット機の規定で、ボーナスや小役などに当選した場合、「最大4コマまで引き込む」というルールがあります。
もう少し砕けた言い方にすると、「出来る限り揃えようと頑張ってくれる」のです。
そして、その頑張りは最大4コマ分までしか頑張れないというルールなわけです。
※厳密に言えば4.9コマまで滑る
つまり、ボーナスを揃える場合であっても、手前4コマ以内にボタンを押すことが出来さえすれば、ボーナスは揃ってくれるということなのです。
スロットのリール枠は各3コマ分しか見えないようになっていることを考えると、4コマ滑りであれば、枠上に押してもちゃんとボーナスが揃ってくれるほど、引き込んでくれるということなのです。
リール1周のタイミングを知ろう!
パチスロのリールは、1分間80回転以下という決まりがあります。
そのため、1周は約0.75秒かかっていることになります。
「80回転以下」というルールであるため、機種によって多少の差はあるものの、1周は約0.75秒を身に付けることで、目押し(タイミング押し)ができるようになると言えるわけです。
目押し習得手順2:タイミングの習得
ここからは実際に目押しを習得していくことになりますので、実際に手を動かしながら読み進めてみてください。
冒頭でもお伝えしましたが、目押しを習得する順番は「リールを視認できるようになる」よりも先に「タイミングを身体に覚え込ませる」ことです。
つまり、目押しの練習の最初は「見ない状態」で行うのです。
タイミングは先ほどの項目でお伝えした「約0.75秒」ですが、これを身体に覚え込ませます。
※ただ、実際のリールは0.76~0.78くらいが多いような印象です。
方法としては、メトロノームのアプリなどで、1秒間に80回設定にし、目を閉じて音に合わせてタイミングを取ります。
※以下の動画内にメトロノームの音を用意してありますのでご活用ください。
スロットのボタンを押す動作でも良いですが、オススメは太ももなどの身体を叩く動作です。
文字通り身体に叩き込む(軽く手のひらで叩く感じでよい)と良いでしょう。
4コマ滑ってくれるので、ちょっとズレたとかは気にする必要はなく、アバウトでも良いので、音が無くてもだいたい等間隔に反応できるようになるまでトライしてみてください。
これが出来ないまま進んでしまうと、目押しを難しく感じてしまうことになりかねないので、ちゃんと習得してから次に進んでください。
目押し習得手順3:リールの見方、調整の仕方を習得
タイミングを習得できたなら、次は実際のリールながら目押しを習得していきます。
※この項目からは実際のリールを活用することになるので、先程の動画での習得がオススメです。
リールの見方・ポイント・コツ
リールを見るポイントやコツはいくつかあるのですが、おおよそ以下のいずれかを基準にすることが多いです。
《リールを視認するポイント》
- 色:見やすい色を見つけて基準とする
- 光、透ける:図柄が透過しバックライトが透ける図柄を基準とする
- 幅:他の図柄より幅が広いことが多いボーナス図柄を基準とする
昔は「リールの継ぎ目」で判断する見方もあったのですが、最近の機種は、あまり継ぎ目がズレていないですし、初心者には難易度が高めなので除外します。
動画などで実際にリールを見て、自分が見やすい図柄を決めて、先程身に付けたタイミングに合わせて確認して見て下さい。
1つの図柄だけでなく、別の図柄でもチャレンジしてみると、より目押し習得に近付けるはずです。
調整の仕方を習得
目押しのコツを知ったとしても、見えない、見えにくい図柄ということも人それぞれあるかと思います。
例えば、ジャグラーを例に出すと「バーは見えるけど7が見えない」という人は多いです。
そんな時は、見える図柄を基準にして調整します。
左リールを例にするならば、バーの数コマ後に7があるので、それを利用して、バーが通り過ぎたあたりで押すのです。
アバウトでも4コマ引き込んでくれますから、7が枠内に止まることになるわけです。
これは取りこぼしてしまう小役などにも応用できるので、リール配列を見て、見える図柄を基準にどのタイミングで押せば良いか調整してみてください。
※動画では、各リールをアップにしてあるので、見えるかどうか確認してみてください。
目押し習得手順4:ホール実戦
ホール実戦に関しては、安心できるという意味ではスロットを打てる人と一緒に行った方が良いですが、そうでなくてもここまでの内容を習得できていれば、あまり大きな問題なく打てるはずです。
初心者が最初の実戦時に守った方が良いこと、知っておいた方が良いことをお伝えしておくと、
- お金を入れるサンドはパチンコと逆の右側
- 機種は「ジャグラーシリーズ(ピエロの台)」
- 3枚(MAX BET)で1G回すが、ボーナス成立時は1枚で回して揃えて良い
※ジャグラー以外の機種では3枚掛けしか有効でない機種もある - 通常時も目押しの練習をする
- 最悪店員か隣の人に助けてもらえば良いという気楽な気持ちで
- 練習のために低貸しを利用するのもあり
ジャグラーシリーズは、リール左下の「GOGO」ランプが点灯していなければ、ボーナスは成立していないので、いつでもやめることができます。
そういった意味で、ジャグラーシリーズは安心して打てるはずです。
では「ジャグラー」のリールを見てみましょう。
今回は「アイムジャグラーEX(6号機)」のリールで解説します。
まずボーナスを視認する方法としては、他のジャグラーシリーズでは、光が透過する機種もあるのですが、6号機ジャグラーの場合は、透過していません。
そのため、赤と黒の色で判別するか、幅で判別すると良いでしょう。
では、リールの解説をしていきます。
リールを見て頂くと分かるのですが、「サイ(リプレイ)・ぶどう」に関しては、各リールともに一定間隔以内で配置されていることが分かるのではないかと思います。
つまり、「サイ(リプレイ)・ぶどう」は適当に押したとしても、最大4コマの引き込みにより、成立していれば必ず揃うということになります。
では、それ以外の小役についても確認しましょう。
ジャグラーの場合、ビッグ(7揃い)やレギュラーボーナス(77バー)を除くと小役は3種類あります。
- チェリー
※チェリーだけは3リールでチェリーが揃わなくても左リールに出現すればOKな小役 - ピエロ
- ベル
これらを各リールで確認していただくと、4コマ滑っても引き込めない位置があることが分かるはずです。
そのため、小役を完全に奪取するためには、目押し箇所を調整する必要があるのですが、ジャグラーに関しては、ピエロやベルの成立確率がかなり低いので、無視して打つ人がほとんどです。
よって、チェリーだけをフォローする打ち方で問題ありません。
※左リール枠上~上段付近にバーを狙い、中右リールは適当で問題ないということ。
左下の「GOGO」ランプが点灯したら、ボーナスが成立した合図となりますので、ボーナスを揃えに行きます。
スロットは通常ジャグラーに関しては、3枚掛け(3枚使って1回レバーを回す。そうしないと著しく抽選確率が落ちてしまう)ですが、ボーナス成立時は1枚掛けで揃えて構いません。
1枚だけメダルを投入して、レバーを叩き、ボーナス図柄を狙います。
もし約0.75秒のタイミングが定まっていない場合、ジャグラーは左中リールにボーナス図柄が複数あってタイミングがはかりにくいので、右リールの7とバーの塊を基準にタイミングを確認すると良いかもしれません。
何回かチャレンジしてどうしても難しい場合には、店員さんや隣の人に頼るのもありです。
ただ、やるかどうかは別として、隣の人に頼んだ場合には、お礼として飲み物か何かを上げた方が良いと思っています。
昔はお礼飲み物が当たり前だったのですが、最近は揃えてもらって当然という人もいて、少し悲しくなります。
揃えるということは、自分で行ったらロスしてしまうはずのお金を節約できているのですから、やっぱりそういう気持ちはあった方が良いと思うのです。
それが嫌な場合には、店員さんにお願いしましょう。
ただ、お願いしても揃えてくれないホールが多いと思います。
その場合は大概タイミングを教えてくれるので、そのタイミングで押しましょう。
それでも失敗する人は、目を閉じるかリールを凝視しないでタイミングに集中することで、ちゃんと揃えられるはずです。
※店員にタイミングを教えてもらって揃えられない人の多くは、結局自分の目で見えているところに意識が行ってしまって失敗しています。目を閉じてボタンを押せば、店員さんのタイミングで簡単に揃えることができるはずです。
スロット目押し習得講座まとめ
文章で書いてしまうと長くなってしまうのですが、そんなに難しいことは言っていません。
ただ、ちまたではびこっている目押しのやり方では、上手く行かない人が多くなると感じてまとめました。
「目押し」という言葉で勘違いされやすいですが、とにかく先に「1周のタイミングを身体に覚え込ませる」ことが重要で、目で見るのはその次なのです。
しかも、知識を持っていれば、きっちり見えなくて問題ないわけですから、ほとんどの人がスロットを打てる状態になれるはずです。
文字だと少し長くなりましたが、動画も参考にしていただければ、結構簡単に習得できると思いますので、ぜひ身に付けて、一緒にスロットライフをエンジョイしましょう。
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