パチスロ「南国育ち-30」で気になったことがあったので、実際に打って確認しようとしたところ、ほぼ100%と言っていいほどの設定6丸わかりの挙動を示したので、その時のデータを公開し、検証、考察をしていきたいと思います。
遊技時点では確定系演出が不明だったので、6確定とは言い切れないですが、データを見て頂ければ設定6であると、ほぼ言い切れることが分かるかと思います。
※現在では、設定確定系演出として、ボーナス終了後の獲得画面スタンプ「良・優・極」で判断できることが公開されています。
今回お届けするデータは、ほぼ終日データとなっており、ボーナス込みで約9000G、通常遊戯が7000G弱となっております。
個人的に気になっていた以下の部分も交えて、検証していきますので、立ち回りの参考にしてみてください。
また、細心の注意は払っておりますが、数値が間違っていたり、個人的な意見も踏まえた内容となっているため、必ずしも全てが正しいとは限りません。
立ち回りの参考にしていただくのは構いませんが、責任を負うことは出来ませんので、最終的にはご自身の判断でお願いいたします。
≪南国育ち30 設定6 検証項目≫
- 初当たり出現率
- 初当たりからの連チャン割合(蝶が飛ぶ割合)
- 連チャン時の連チャン回数
- 青7出現率
- 有利区間移行タイミング
- 内部モード状況
- 有利区間残りゲーム数を加味したモードC以上への移行状況
- 実際に打ったときにどの段階で設定6を確信するか
- それ以外に気になったこと
設定差、パチスロ評価・感想記事を確認したい方は、こちらをどうぞ。
【南国育ち-30】スロット新台評価、感想、打ち方、設定差、設定判別、立ち回り、改善点 ※内部仕様考察による天井推測も。
南国育ちのハイエナで稼ぎたい方はこちら
【南国育ち30で勝つ!ハイエナ検証】実戦データ分析でハイエナの狙い目&立ち回りポイントを暴く!
動画で本記事の解説を確認したい人はこちら!
本記事の内容を動画でチェックしたい人は、上の動画をご覧ください。
また南国育ちを設置しているホール関係者、店長さんは以下の動画を確認していただき、できるだけ長く南国育ちを長期設置していただけると嬉しいです。
1G判別に負けず撤去せず運用する方法【パチンコホール店長、経営者向け「南国育ち」運用】
南国育ち30設定6実戦データ履歴&スランプグラフ
実戦データは、以下のようになります。
※クリックで拡大可能
左上からスタートし、連チャンの内訳などは当選ゲーム数の横に当選順に並べてあります。
スランプグラフは以下の通りです。
台で確認できる情報を写真で撮ったものです。
南国育ち30設定6:初当たり確率実戦値
すでに公開されている「初当たり確率」を先に確認しておきましょう。
- 設定1:1/354.7
- 設定2:1/339.5
- 設定3:1/328.7
- 設定4:1/316.8
- 設定5:1/308.0
- 設定6:1/298.6
では、実際に打った設定6の初当たり確率を求めてみます。
- 初当たり回数:23回
- 初当たりまでにかかったゲーム数の合計値:6872G
※先程のデータでは最後のヤメのゲーム数を意図的に抜いているので、154Gズレています。
計算すると、南国育ち設定6の初当たり確率は「1/298.78」となり、公表値と合致しています。
ただ、少しに気にある点としては、1回だけモードC以上天井で当選している履歴があることです。
※402G当選のところ
もし、これを抜いて計算するとした場合は、自力初当たりが1回少なくなるので「1/312.3」となります。
となると、公表値はおそらくですが、自力初当たりの数値ではなく、モード天井を加味して算出されているのではないかと推測します。
※データが少ないので何とも言えませんけど・・・。
設定6の初当たりからの連チャン割合
データを見て頂いて分かる通り、最後の1回以外、全部連チャンにつながりました。当たれば蝶が飛ぶのが当たり前の状況だったのです。
公表されているデータと比較してみましょう。
《ボーナス初当たり時天国モード突入率》
- 公表データ:80%
- 実戦値:22/23 ⇒約95.6%
最後の1回を追っていなければ、100%になるところでしたので、今回は引きすぎたといえますが、設定6が飛びまくることは間違いないと言えるでしょう。
南国育ち30設定6:連チャン時の連チャン回数
連チャン回数に着目してデータを確認してみます。
- 単発:1回
- 2連:2回
- 3連:14回
- 4連:6回
23回の初当たりを引いても、5連以上はしていません。
プレミアフラグなどを引いていないので、そういった例外的な場合は分かりませんが、設定6で完走とかは厳しいのではないかと思われます。
これはおそらく開発者の意図として、4号機時代の南国育ちの6を再現したかったのではないかと思われます。
4号機の南国育ちは、3連を基本としていて頻繁に蝶が飛ぶ仕様でした。
4号機時代の南国育ちの島は、朝一の当たりで飛ぶのか飛ばないのか、3連で終わるのか連チャンしちゃうのかという、緊張感がありました。
朝一、多くの人が南国育ちに座り、当たれば注目され、一人一人が離脱していくあの頃を再現できるはずです。
なので、ホールは早く南国育ち30を島単位で導入し、設定6を入れることを認知させて、集客に活かすことをオススメします。
南国育ち30設定6における青7出現率
青7出現率は、設定ごとに差が設けられています。
- 設定1:9.01%
- 設定2:7.98%
- 設定3:6.68%
- 設定4:5.41%
- 設定5:3.29%
- 設定6:0.96%
つまり、設定6では青7はほぼ出現しないと言えます。
実際に今回の稼働においても1度も青7は出現しませんでした。
設定6の有利区間リセットタイミング&内部モード
有利区間リセットのタイミングは、滞在モードによって異なる仕様となっています。
最初に有利区間ランプの場所を確認しておきましょう。
有利区間ランプの場所は、クレジットの右下のドットです。このドットが内部モードに応じたあるタイミングで消灯し、すぐ点灯することになります。
※上の写真:消えている状態。下の写真が点灯している状態。
《有利区間ランプ消灯、点灯のタイミング》
- 消えるタイミング:最終リール停止後
- 点灯のタイミング:次の遊戯の最終リール停止後
上記のようになるため、消えるときにはたったの1ゲーム間しかなく、ちょっとぼーっとしたり、考えごとをしたりしていると見逃す可能性も高いので注意です。
※設定6を確信したら、やめる少し前からでも良いと思いますけど・・・。
次に、有利区間リセットに絡んでくる内部モードについて、簡単に仕様を確認しておきましょう。
注意しておきたいのは、「内部モード」と「有利区間リセット」を混同してしまわないこと。
有利区間は1500G、または2400枚獲得が上限としてリセットされますが、「必ず1500G消化しなければリセットできない」というわけではないこと。
また、間違いやすいのが、ボーナス終了時は「モードは再抽選されるが、有利区間は完走時以外はリセットされず、通常ゲーム時にリセットがかかること」です。
ここを間違って理解すると、分からなくなるので注意しましょう。
では、それを踏まえて、図で仕組みを確認します。
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ざっくりと上の図のような仕組みになっています。(間違っていたらごめんなさい)
補足するとすれば、天国に上がりやすいのは「通常<準備」で、さらにAから順にEが一番天国に近い状況となります。
ちなみに、通常Eと準備D・Eに関しては、ボーナス当選で天国移行が確定するようです。
AからEに向けてのランクアップについては、100G消化ごとにモードアップ抽選が行われているようです。
そのため、おそらくですが有利区間リセットがなされたときには、データ上の100G、200Gとはズレるはずです。有利区間リセット後から100G消化した時点で抽選という風になっているのではないかと思われます。
参考までにお伝えしておくと、モードAB滞在時の天井については、リセット後796Gとなります。
そのため、200Gピッタリでリセットされない限り、最深天井である996Gに到達しないことになります。(ペナルティないことが前提)
このことから、朝一設定変更台と2400枚取得した完走後の天井は796Gとなるはずです。
では、有利区間リセットのタイミングについて、実際のデータで確認していくことにしましょう。
※クリックで拡大可能
※「有利区間移行」の表記は「有利区間リセット」の意味です。
※「通常C」は「通常C以上」であることを示しています。また途中昇格は考慮していません。
※アルファベットのみの表記は書くスペースの問題で「通常モード」を示しています。記載のないところは「モード不明や不確定」を示します。
少しデータに間があるのは、次のデータを入れるためなのでご容赦ください。
このような推移をしたわけです。
少し滞在比率を確認して見ようと思います。
最後以外は単発が存在していないため、確認できる全てのモードが「通常」であることがおそらく確定します。
※天国からの転落時のモード移行振り分けに「準備」は無い
※100Gごとの抽選で「通常⇒準備」への移行があると分かりませんが、おそらくないはず。
有利区間リセットを確認できた総数は23回になり、詳細は以下のようになっています。
- 通常A:1回(約4.3%)
- 通常B:10回(約43.4%)
- 通常C以上:9回(約39.1%)
- 通常Aのみ否定(B区間確認前に当たった):1回(約4.3%)
- 準備B(最後の単発当たり時):1回(約4.3%)
- 不明(確認前に当たった):1回(約4.3%)
せっかく数字を出したので、公開されている天国転落時の初期モード振り分けと比較して見ましょう。
天国転落時なので、単発当たり後の準備Bを除外し、さらに不確定な当たりを除外した20回の当たりで計算しなおして算出してみます。
以下は、カッコ内に実戦値となる値を記載し「公開データ値(実戦値)」のように表記します。
《天国転落時の初期モード振り分け(設定6)》
- 通常A:12.78%(5%)
- 通常B:45.83%(50%)
- 通常C以上合算値:41.39%(45%)
※通常C:39.91%、通常D:0.79%、通常E:0.69%
誤差の範囲内というところでしょうか。少しいい感じで引けていたことが分かります。
もしかしたら、通常Cの数値の中には、100GでBからモード昇格している可能性もあるのかもしれませんが、知る術がないので、本記事では無視しています。
ちなみに「有利区間移行後からボーナス当選までの内部モード」については、知る手段がありません。
あくまでも、有利区間変更前にどのモードに居たのかを確認できるだけなのです。
ただ、移行先は必ず「通常モード」であることは間違いありません。約70%は通常Aに移行させられることとなり、そこから当たるまでにモード上げていくことになります。
有利区間残りゲーム数を加味したモードC以上への移行状況
本機では、2400枚を獲得して完走したとき以外は、有利区間のリセットタイミングが通常時に行われることはお伝えしました。
では、南国育ち30では、1500Gという有利区間をどのように消化しているのでしょうか。
実は、この検証を行えば、かなり効率的なハイエナが出来ると踏んで、確認のために打ちにいったのです。
しかし、実際には予測とは異なり、確実と言えるハイエナが出来ないように、開発は凄く上手く作っていることが分かりました。
※確実ではないですが、台選択の指針にはなると思います。
ただ、打たない方が良い台は、ある程度見極めることが出来る結果となりました。
参考までに、仮説をお伝えします。
《打つ前の仮説》
- 有利区間の残ゲーム数が多いときには、できる限り消化できるように設計しているのではないか?
- 逆算すれば、打った方が良い台と打ってはいけない台を、データから判別できるのではないか?
では、実際のデータを確認してみましょう。
※クリックで拡大可能
「有利区間残」というのは、ボーナスが終了した時点での有利区間の残りゲーム数を計算して出したものです。
例えば、4つめの442Gの当たりでみれば、その手前に197Gで有利区間リセットがかかっているので、ボーナス当選時点で1500Gの内、442-197=245G消化したことになります。
ボーナスはREG・BIG・BIGなので、100G消化しているので、全てあわせると、「1500―245-100=1155」で、次の当たりを目指すこととなるわけです。
続いての209Gの当たりでは、リセットがかからず通常モードCが確定しています。
結果、先ほどの1155Gが生きたままとなり、有利区間866G残し次の当たりを目指したわけです。
で、最初にお伝えした仮説を踏まえた検証をしてみようと思います。
何かというと、「有利区間残ゲーム数が多い時には、有利区間が継続できる状況が可能なので、Cに行きやすいのではないか」ということです。
逆に言えば、有利区間残ゲーム数を参照して、モードC以上に行けるときは積極的に行くのではないかと思っていて、その結果がモード振り分けのパーセンテージとして出ているだけなのではないかとすら思っていました。
※答えは出ていませんが、その可能性は捨てきれない結果かもしれません。
では、実際に見てみましょう。
検証内容としては、次の有利区間移行とボーナス消化ゲームを加味して、以下の条件で見てみようと思います。
- ボーナスは完走できる約400Gと設定
※純増6.2枚で計算すると387Gですが、キリが悪いので。 - MAXに到達しない場合は、通常時に有利区間リセットされるので150G程度でリセットと過程。(ボーナス後はモードB移行率が高い)
※ボーナス中に1500Gでリセットされる状況が起こるかは不明なので除外。
上記条件で計算してみます。
モードC天井の401G(402で告知っぽい)を面倒なので400として、上記を計算すると、950G以上の残が必要となることが分かります。
※950はかなり余裕をもった数値で設定しています。
それぞれピックアップしてみます。
《有利区間残950G以上のデータ》
- 出現回数:15回
- 実際にモードCへ移行した回数:8回
- モードC移行割合:53%
《有利区間残950G以下のデータ》
- 出現回数:8回
- 実際にモードCへ移行した回数:1回
- モードC移行割合:12.5%
こういう結果になりました。
これが設定6にだけ当てはまる結果なのか、他の設定でも当てはまることなのかは、現時点では分かりません。
ただ、1つの目安にはなるのではないかと思います。
Twitterで先行してつぶやきましたが、「単発後だから」とか「連チャン後だから」というよりも、有利区間の残ゲーム数の方が重要なような気がしています。
今の段階では推測だけど
— にくじる(パチンコ・パチスロライター) (@nikuziru777) January 19, 2021
南国育ち30
・単発後だから追えばいい
・連チャン後はやめていい
これ、少し違う気がしているのよね。
“特定の条件で”
という気がするのよね
d(⌒ー⌒)
まあ、まだ分からんけども
( ˙-˙ )#南国育ち #パチスロ #スロット
設定6に限ったことだったらごめんなさい。
m(_ _)mあと良かったらフォローしてみてね。
あともう1つ気になることとして、唯一短い有利区間残627Gで通常Cに移行した例です。
もしモード天井の402まで当たらなかったらどうなったのか?
225Gしか残らないことになるので、そうすると以下の2つの選択肢になるはずなのです。
- 225Gをフルに使ってボーナス消化。この場合1400枚弱で終わるはず。かつボーナス後に有利区間リセット。
- リセットを加味してボーナスが連チャンしない。例えば150Gリセットなら75G以下しかボーナス消化が出来ない。
※BIG2連やBIG1REG2くらい。
設定6ならあまり問題にならないですけど、他の設定で同じことが起こるのかは、今後の検証課題かもしれません。
実際に打ったときにどの段階で設定6を確信するか
実際に打っていて、どの段階で設定6を確信したかというと、3~4回連続で蝶が飛んだあたりで、かなり怪しいと感じ、5~6回目では確信に変わりました。
設定6の挙動を勉強しないで打ったから時間がかかっていますが、次に6を掴んだら、たぶん3回目くらいではほぼ確信できる気がします。
単純に「ほぼ毎回飛んで3連前後で終わりまくる」状況になれば、設定6を確信できる気がするのです。
情報公開された「終了画面のスタンプ」を確認すれば、より精度は上がると思います。
南国育ち設定6:それ以外に気になったこと
ここまで検証した内容以外に気になったことを、いくつか書いておきます。
なぜかほとんどが有利区間移行前に当たらない
今回打った中で、一番不思議だったのがコレです。
単純に当たりが重い台だからなのか、はたまた別の理由があるのか分かりませんが、ほぼ初当たりは200Gを超えてからになっているので、モード移行状況が丸わかりになったわけです。
そのため、スランプグラフにもある通り、連続でドカンドカン出る時間は、一瞬たりともなかったわけです。
なんでなんでしょうね。
通常プレイ数と打―WINの通常プレイ数にズレがある
有利区間移行ゲームを抜いても合わず、「打―WIN<通常プレイ数」となっていました。
ただ、結果としてはこの差が23Gで初当たりの回数と合致していたので、問題は解決。
データカウンターがボーナスを揃える疑似遊技をカウントするかしないかの差だと思います。
南国育ち-30設定6まとめ
様々な部分を検証してしまったので、長くなりましたが、まとめてしまうと非常にシンプルだと思います。
「設定6は打っていても、データを見ても丸わかりで、初当たりから頻繁に蝶が飛ぶし、連チャンは2~4連程度になる」
ただこれだけだと思います。
内部的には準備モードに行くことはほとんどなく、通常モードから一発で天国に上がりまくる設計ということです。
実際には、ここまでやる必要はなかったのかもしれませんが、検証することで見えてくることはありましたし、立ち回りのヒントも盛り込まれているはずです。
今回こういった記事を書くことによって、多くのホールに設置され、かつ多くのホールで設定6が打てる環境になることを願っています。
これだけ分かりやすい設定6なので、ホールとしても集客に使えるはずです。
ぜひ面白い南国育ち30を私たちに打たせてください。
そして、打ち手の皆さんは、記事を参考に設定6を掴んで、稼いでくださいね。
南国育ち30ハイエナで勝ちたい方は、以下の記事も見てみてください。