最近は各台計数機などを導入しているホールも多くなったため、少なくなってきてはいますが、エラー対応は必要になるかと思います。
パチンコでは玉詰まりがあります。
これについては別の記事でも書きましたが、スタートチャッカーに玉を入れる対応が良いと思います。
今回メインとしたいのは、パチンコではなくスロットです。
スロットで起こりやすいエラーと対応
スロットのエラーとして比較的起こりやすいのは、以下のようなものが多いかと思います。
- コインがなくなるエラー(HE)
- コインがあふれるエラー(FE)
- コイン投入口セレクターエラー(CE)
3に関してはパチンコの時と同じように、お客様のコインではなくお店のコインを投入し、エラーが直っていることを確認した方が良いと思います。
また普段から、コイン投入口、セレクタまわりについては、定期的に清掃を行いましょう。
1と2について選択肢が2つあり自動と手動があります。
1、2ともに同じ方法を選択しているホールもあれば、1は手動で2は自動というホールもあります。
※逆はおそらく無いのではないかと思います。
打ち手側からすると、2は自分で投資したコインでいっぱいになった上に待たされるため、非常にイライラする時間となっていることに注意しましょう。
さらに周りで打っているお客様にも設定が無いと思われるため、ホール側にとってはデメリットでしかありません。
どんなに遊戯していない時にコインの排出処理をしていても、稼働している場合にはそれは出来ないため、手動排出の店舗ではどうやっても防ぎきれません。
しかし、ある程度の対応はできるはずです。
補給に関しては、出ている状態であるのでお客様も異常に待たせたり、閉店間際の時間が無いとき以外であれば、比較的問題なく対応出来ると思います。
これらのところからもう少し細かく見てみると
1を自動とした場合のホール側から見たメリット、デメリット
- メリット:人員を減らせるので人件費を下げることが出来る
- デメリット:補給がスムーズ過ぎるため、出ている台が出まくってしまう
※補給時間の遊戯時間ロスがないため
2を自動とした場合のホール側から見たメリット、デメリット
- メリット
吸い込んでいても手動と比較すれば怒りを買いにくい
設定が悪いことが周りにバレにくい
稼働時間のロスを減らせる(排出している時間分)
人員を減らせるので人件費を下げることが出来る - デメリット:特にない
手動はその逆となります。
現状自動設備がないところは設備投資費用がデメリットとなりますが、この状況を見る限り、自動である方が良いと思います。
1は手動、2は自動というホールは、「接客チャンスとして活かすため」「手動で出る時間を減らせる」という2つのメリットを取ったと思うので、それはそれでありだと思います。
出ているときはお客様もほとんど怒りませんし、接客のチャンスがあれば、そこからお客様との関係が出来る場合もあります。
来店頻度が上がる可能性もあるので、人件費が問題なければそれは良いと思います。
現状排出が自動でない場合には、それらの設備がもたらすメリットと費用を検討し、よりより状況を作り上げることで、今いるお客様少しでも逃がさない工夫をしましょう。
その他のエラー
各台計数機を導入している店舗では、別の部分に気を配る必要があります。
「カードの補充」です。
遊戯終了後、カードを払い出すことになるかと思いますが、カード残がなく、エラーになることが結構多いのです。
また、これは機械によるのかもしれませんが、「カード残が無い」というエラーを出すまでに非常に時間がかかる機械もあるのです。
この場合、「エラーが出るまで待つ→さらに店員が来るまで待つ」というように2回も待つことになるため、イライラを助長してしまうのです。
開店前の補充はもちろんですが、営業中も定期的に空き台のカードは確認するよう徹底していきましょう。
コイン補給、エラー対応まとめ
補給も、エラーなど、お客様が店員を呼び出す時には、「時間を奪っている」という感覚を持つと良いでしょう。
これは何もエラーに限らず、一般的な社会においても同じことです。
電話をかけて相手の時間を奪う、待ち合わせに遅れて相手の時間を奪うのも同じです。
パチンコホールにおいては、機械側の問題もあり、仕方のない部分があることは分かりますが、出来る限り待たせる時間を減らす努力をしましょう。
結果的に、不必要なクレームにつながりかねません。スタッフを守るためにも改善をしていってください。