出玉公開サービスを導入し、出玉状況を公開している店舗も多くあります。
主にスロットになるかとは思いますが、打ち手側としてはこのデータを見ることにより、情報を収集し、狙い台を決めたりすることも多いです。
今回は、「データ公開によるホール側のメリット、デメリット」について確認しながら、集客に活用するところまで、確認してみようと思います。
打ち手側のメリット・デメリット
まずは、打ち手側のメリット、デメリットについて確認します。
おそらくこれは普通に考えれば想像出来ることだとは思いますが、念のための確認として記載しておこうと思います。
打ち手側メリット
- ホール全体の出玉状況、稼働率を、実際にホールに行かなくても確認出来る
- 設定推測、設定を入れる台の傾向を、実際にホールに行かなくても推測出来る
- 前日最終ゲームを確認し、翌日の狙い台、宵越し天井などを狙える
- 設定据え置きを確認した場合に、前日の状況を細かく確認出来る
- 設定変更の法則を、実際にホールに行かなくても確認出来る場合がある
- 前日の下見が不要になる
打ち手側デメリット
- 誰でもデータを見ることが出来るため、狙いが被り競争率が上がってしまう
ホール側のメリット・デメリット
パチンコホール側のメリット、デメリットについて確認します。
ホール側メリット
- 「データ公開=出玉に自信がある」と打ち手に思わせることが出来る
- 実際に出している場合にはそれをアピール出来る
- 宵越し狙いが出来る台が複数ある場合に、集客が多少期待できる
ホール側デメリット
- 設定が入っていないことがバレてしまう
- 稼働が付いていないことがバレてしまう
- 設定変更の有無や傾向が見抜かれる可能性が高まる
- 宵越し天井などだけ狙われてしまう可能性がある
集客にデータ公開を活かすためには?
設定を入れていたり、稼働率が高いホールについては、データ公開をしてもメリットもあるかと思いますが、そうではないホールについては、公開時期は考えた方が良いでしょう。
有名店のイベントでは、打ち手側がデータ集計をして、ネット上にアップするような時代です。出せる店は、それだけで高い宣伝効果を生み出していると言っても良いでしょう。
そのためデータ公開は、店の「ウリ」にも出来るのですが、逆にとどめを刺してしまう可能性も秘めています。出ないことが明らかに分かるような店に、打ち手は集まっていかないのです。
出すことができないのであれば、まず行うべきは「データ公開」以外で集客をきっちり行うことです。稼働率、設定をある程度入れられるようになってから、データ公開は行うべきなのです。
公開しているホールの場合、データ公開を利用して仕掛けることも出来ると思います。
意図的に分かりやすく設定を入れたり、設定上げ下げの傾向をデータから読み取れるように入れるのも面白いです。
またデータ公開をしている場合には、打ち手側がそのホールの本気度を見るのに、ジャグラーの状況を見ます。Aタイプであるため、設定に準じた出玉になることが多いためで、ホールを把握するにはやはりジャグラーを見ることが多いのです。
そのためデータ公開する場合には、最低限ジャグラーの設定を入れるべきだと思います。ジャグラーに設定を入れられない店を打ち手は敬遠しますので・・・。
データ公開集客まとめ
パチンコホールのデータ公開のメリット、デメリットについてまとめました。
集客に活用するためには、最低限「データを公開することで集客できる状況」を作り出す必要があります。
つまり、魅せる出玉を作れる状況です。
魅せる出玉を作れる状況にない場合には、データ公開よりも先に、別の集客施策に取り組むべきです。出ていないデータは、ホール側にはマイナスにしか働きません。
どのタイミングでデータを公開していくべきなのか?しっかり吟味して公開するようにしてください。