「PYRAMID EYE(ピラミッドアイ)」を個人的に勝手に評価いたします。
※個人的な評価と予想であるため、結果が異なったり、違う意見の方もいらっしゃると思いますので、ご了承ください。
※記事を立ち回りの参考にするのは構いませんが、最終判断はご自身でお願いします。責任を負うことはできません。
台の基本情報
- 機種名:PYRAMID EYE(ピラミッドアイ)
- メーカー:大都技研
- 導入時期:2019年10月
- タイプ:Aタイプ
設定1と6の2段階設定。ボーナス合成確率は設定6:1/32.2 設定1で1/39.7と非常に高確率でボーナスが揃うAタイプ!しかもフル攻略で機械割100%超え!
かつてないボーナス確率が打ち手にどう受け入れられるのか!?
基本的な打ち方
通常時
- 左リールにバー図柄を枠上~上段に押す
- 右リールフリー打ちで、スイカテンパイ時には、中リールピラミッド図柄を目安にスイカをフォロー
ボーナス中
※損をする可能性があるので、確認しておいてください。
- リール枠が白くフラッシュ:右リールにバーを狙わねばならない
- リール枠が紫にフラッシュ:通常時同様の手順でスイカをフォロー
- ナビ発生時:ナビの順番通りに押す
ボーナス待機中の「?」ナビは1枚役か15枚役が成立している模様。ボーナスを狙えば揃うという情報もあったのですが、やってみたところ揃わなかったので、詳細は不明です。
立ち回りのポイント
設定差に関しては、個人的に注目したいポイントのみ記載しています。細かい部分まで知りたい方は、解析サイトなどをご覧ください。
天井
なし
やめ時
ボーナスが成立していない状況であればいつでも
設定差・設定推測
【確定系演出】ボーナス終了画面でPUSHボタンフラッシュ演出
- 左から右へフラッシュ(砂塵);設定6示唆弱
- 左下からの渦巻き状にフラッシュ(竜巻):設定6示唆強
- 右から左へフラッシュ(逆砂塵)&右下からの渦巻き状にフラッシュ(逆竜巻):設定6確定
- 右上から左下へ⇒左上から右下へ⇒下から上へピラミッド状にフラッシュ⇒最後に三角にフラッシュする:設定6確定
その他設定差があるポイント
ボーナス合算
- 設定1:1/39.7
- 設定6:1/32.2
レア役確率
- 設定1:スイカ、チェリーともに1/136.5
- 設定6:スイカ、チェリーともに1/120.5
ピラミッド図柄揃い確率
- 設定1:1/8192
- 設定6:1/1638.4
初稼働の状況
空台になっていたので、少し打ってみました。
ボーナス合算が軽いので、そんなに痛い思いはしないと思ったのですが・・・
ビッグ2のバケ6で1万負け。
(*゜▽゜ノノ゛☆
本来はビッグ:バケ=6:4のはずなのですが、ヒキの弱さを発揮してしまいました。
筐体関連
番長3やリゼロなどと同じ全画面液晶の筐体。
操作性に関しては特に問題はないと思います。
演出関連
違和感演出がありますが、正直ちょっと退屈過ぎる感じがしてしまいました。全画面液晶台であるので、やはり演出を期待してしまうわけです。
基本的にスイカテンパイハズレが多く、その際には演出が発生しています。結果、違和感演出とのバランスが、あまりよくないような気がしてしまいました。
目押し位置によっては、通常時の左リールにスイカが頻繁に止まります。リールと演出のバランスを上手くやれば、もっと違和感演出を活かせたような気がするのです。
違和感演出と言えば、昔あったプレイボーイが良くできていました。液晶が無くても楽しめる良い例です。プレイボーイのような感じだとしたら、もっと楽しめたかもしれません。
出玉関連
ピラミッドアイの問題点は、出玉に関する部分であるかと思います。
ボーナス確率は高いと言えますが、その分の吸い込みがえげつないくらい早いです。おそらく現時点で設置されている台の中では、最速レベルです。
演出が単調である中で、吸い込みが早く、かつボーナス中もベルが獲得できないゲームが多いため、結局増えないのです。
バケであれば30枚程度も当たり前に起こります。ビッグも払い出しは224枚以上であるにも関わらず、獲得枚数は100枚ちょっとです。
つまり、ボーナス中にもストレスが溜まってしまうのです。これではボーナスがいくら高確率でも喜べません。
フル攻略で100%とは言え、ストレスを抱えながらほぼプラスマイナスゼロである台は、やっぱり打っていられないのです。
個人的総評
ボーナス確率の高い台を作成するというコンセプトの元に作成されたのだと思います。こういったチャレンジは、とても良いものだと思います。
今回は、正直ちょっと足りない部分もあったような気がしますが、ピラミッドアイでの挑戦が、いずれ他の台に活かされるのだと思っています。
ピラミッドアイに関しては、もう少し違和感演出を上手く行って欲しかったと感じます。他は出玉関連の部分で書いたところを何とかして欲しかったところです。
ボーナスを引けても、それを素直に喜べない獲得枚数では、やはり打ち手は継続して打とうとは思えません。
稼働継続予測と適正台数予測
- 稼働継続:1か月程度
- 適正台数予測:0~1台
※150台規模のホールとして予想
次回作改善要望
今回のチャレンジを、別の台の礎として頂けたら、きっと凄い台が出来るのではないかなあと思います。
今後もチャレンジをしあがら、良い台を提供していってください。よろしくお願います。
m(_ _)m
おまけ:PYRAMID EYE(ピラミッドアイ)台の仕組み考察
以下は完全な個人の推測になります。間違っている可能性がありますので、ご了承ください。
分からないながらも気になったのは、以下の点です。
- ボーナスはちゃんと揃わないとスタートしない:Aタイプの特徴
- ボーナス後に待機状態が存在していて、特定役を引いて初めて開始となる
- ボーナス中に特定の箇所を狙わないと損をする可能性がある
上記の特徴を踏まえると、一番しっくりくるのは「リノ」タイプです。ただボーナス中のナビを考えると「蒼天の拳 朋友」が、非常に特徴としては近い気がします。
リノでもボーナスを揃えなければ、ボーナスは始まりませんし、ボーナスを揃えた後は、中段リプレイ、リプレイ、レモン成立までは、順押し消化をすることになります。
この流れはピラミッドアイと同じように見えます。
リノでは、ナビこそないものの、毎回逆押しナビが出ていると考えれば、ピラミッドアイと同じであると言えるでしょう。
リノではボーナス中のJAC IN回避のために逆押しをさせています。順押しでは入賞してしまい、獲得枚数が減るからです。
ピラミッドアイに関しては、逆押しではなく、バーを目押しすることで回避させているような気がします。あくまでも推測ですが。
※全種類の小役一覧がないため、JAC INが存在するのかすら不明です。
ボーナスに関しては、リノと同等の方式を使っているのではないかと推測しています。
次に通常時に関する部分を確認してみます。リノタイプの場合、以下のような流れになります。
《リノタイプの内部的な流れ》
ボーナス後:ボーナス未成立状態
↓
リアルボーナスかパンク役の成立
※パンク役:リノの場合はCB成立。CBが内部成立するとトマト待ち状態になる
↓
リアルボーナスを先に引けばボーナス放出
上記のような流れになります。そのためリノの場合は、ボーナス高確率状態と、低確率状態が作られます。低確率状態は、厳密には内部的にCBというボーナスが成立している状態であるため、他にボーナスを成立させることができない状態です。
ピラミッドアイに関して言うと、このCBに当たるものが無いように思えます。あるとした場合、即ボーナスが成立したり、逆にハマル状態ができやすくなるからです。
確率を上手く調整すれば、可能ではあると思います。
ただ、もしリノスペックに似たものを作る場合、なんとなくですが、それをウリにしてセールスをすると思うのです。しかし、そういう売り方はしていないように感じます。「ボーナス確率が高い機種」がウリなはずです。
いろいろ考えたのですが、結論とすると、以下のような感じなのかなあと推測してします。
「ボーナス確率が異常に高い機種を作ろう」
↓
「ボーナス確率上げたら、検定クリアできません」
↓
「通常時は吸い込みきつくしろ!」
↓
「それだけでは無理です」
↓
「ボーナスも時間をかけて、さらに獲得枚数も減らせ」
みたいなやり取りがあったかどうかは別として、ボーナス確率を上げるための対策として、リノタイプのボーナスのみを採用したのではないかと推測しています。
いろいろ考えた結果、Aタイプに落ち着いてしまいました。しかし、このようにいろいろ考えるのも、スロットの楽しい部分だと思います。
別に書かなくても良かったのですが、スロットの内部を考える楽しみを伝えたいと考え、お伝えさせて頂きました。推測なので、違ったらごめんなさい。
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