先日「Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」の動画を公開したのですが、その分析時にどうしても気になることが出来てしまいました。
それは「メーカーごとに当たりやすい台があるのか」ということです。
「Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」の動画で解説しましたが、ホールデータ上では、100G以内の当選率が理論値よりも数値がかなり良かったのです。
《動画》
【Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン】実戦データ分析で狙い目、立ち回りハイエナポイントを暴けるか!?
この「当たりやすさ」が、単純にユニコーンだけに当てはまるものなのか、それともそれ以外の機種でも同じようなことが起こるのか?
それらをデータから検証してみようということです。
本当かウソかは定かではありませんが、スロットの「ジャグラーシリーズ」で「ジャグ連」が起こりやすいのは、多くのロムを実際に打ってみて、一番連チャンするロムを使ったからという噂があります。
パチンコのプログラムも、毎回1から作っている可能性は低いでしょうから、基本となる部分は流用している可能性が高いと思うのです。
よって、パチンコでもメーカーごとに似たような挙動を示すのではないかという仮説の元に、データを分析するわけです。
今回は、4000件を遥かに超える初当たりデータから、以下の内容について分析&検証をしていきたいと思います。
「大当たり確率」「大当たり分布」「朝一の挙動」について、メーカーごとの特徴を見つけ出すためのデータ分析です。
《本記事で検証する内容》
- 大当たり確率の差があるのか(全体と朝一の初当たりのみの両方で確認)
- 大当たり分布の差
- 朝一当たりの早さ、狙い目は?
《ご注意!》
にくじる自身も、パチンコは基本的に「回る台を長く打つことが勝つ秘訣」であると認識した上で、データ分析をしたらどうなるかということをお伝えしているだけです。
そのため、以下でお伝えする内容は、あくまでも今回のデータ上だけのことで、確実にそうなるとは言えず、むしろ全く違う結果になる方が多いかと思います。
上記を踏まえ、オカルトチックになる部分に感じる方もいるかと思いますので、エンターテイメント的にご覧いただける方のみ読み進めることをオススメいたします。
100%信じてしまう方は読まない方が良いと思われますので、信じるか信じないかも合わせて、最終的にはご自身でご判断ください。
m(_ _)m
「当たりやすい台ランキング」分析条件
今回は、1/319機を対象にしており、以下のメーカーごとにデータ取得がある程度可能な機種を選定しました。
- 京楽、オッケー:ぱちんこGANTZ極、ぱちんこウルトラマンタロウ2
- サミー:ぱちんこCR真・北斗無双
- SANKYO、ビスティ:Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン、Pコードギアス反逆のルルーシュ
※但し、ユニコーンは前回の動画時に使用したデータを使用 - サンセイR&D:P牙狼 月虹ノ旅人、Pキャプテン翼2020
- 三洋:P大工の源さん 超韋駄天、Pスーパー海物語IN沖縄5
- ニューギン、EXCITE:Pデビルマン~疾風迅雷~、Pベルセルク無双
- 藤商事、JFJ:Pとある魔術の禁書目録
- Daiichi(後日追加分):P神・天才バカボン~神SPEC~
本当は、各メーカー2台ずつデータ分析をしようと思ったのですが、1/319台である程度のサンプルを取れる台が少なく、途中で断念せざるを得ない状況となり、上記の台を分析対象にすることとなりました。
※各台で基本的に350回以上の初当たりデータを取得し分析しています。
※2021/11/2:神バカボンの分析をしたので「Daiichi」の分析を追加しました。
データ集計をしていて感じたのが、台自体が悪いのか、ホールの扱いが悪いのか分かりませんが、もう少し長期設置&稼働ができるようにしないと、ホール経営は厳しくなっちゃう気がしました。
メーカー側も問題ありで、例えばサミーに関しては新しい台でシェアを取れていないため、初代北斗無双ですし、他にもいくつかのメーカーを対象に集計しようとしましたが、少数台過ぎてデータ取得にかかる労力が厳しく、断念したメーカーもあります。
シェアを取れるような良い台を作っていかないと、明暗がくっきり分かれそうな気がしました。
1/319とは言え、各台スペックが異なるだけでなく、ホールデータも違うため、データ集計でかなり苦労しました。
また、今回の目的が「1/319の初当たり確率は実際どうなのか」という部分なので、天井での当たりは当たっていないものとしてデータ集計をしています。
例えば、デビルマンの天井は959回転ですが、これは319を当てたわけではないので、次の当たりを参照してデータに起こしています。
《参考例》
- 959回転天井到達⇒連チャン⇒次の当たりが200回転⇒1159回転で初当たり
データから判断しなければならない部分も多々あり、元データ自体に多少問題がある可能性がありますので、その点ご了承ください。
ただ、ホールデータと台の特性を把握した上で、1つ1つ確認しながら集計しているので、そこまで大きな問題は起きないと判断しています。
本記事は、非常に長いので、以下の動画解説の方が分かりやすいかと思います。
※文字数としては2万文字近くあります。
時間と環境が許すのであれば、動画での解説をみることをオススメいたします。
※追加分(Daiichi)については動画には反映されていません。
メーカー別「初当たり確率ランキング」
ここでは、単純に初当たりの確率を調べてみようと思います。
総回転数を初当たり件数で割った数値を出していくことになります。
各台で集計件数が異なるため、結果のみを掲載することになります。
仕様が異なり、不確定要素が出てくる機種が多いため、以下の項目に分けて結果を出すこととします。
- 全体初当たり確率:時短、STなど不確定要素が含まれているがサンプルが多い
- 朝一のみ初当たり確率:不確定要素が天井程度
但し、朝一に関しては、サンプル数が少ないことと当たったタイミングでの集計となるので、数値が高くなりやすい可能性があるはずです。
終日当たらない台などがサンプルに含まれないため、高い数値になることが予想されるため、参考程度の数値としてみてください。
※全体初当たり確率は終日当たらない台や、最後に当たらないで閉店を迎える部分までも含めて算出
こういったことを踏まえて数値を確認してみてください。
《京楽、オッケー》初当たり確率
ぱちんこGANTZ極 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/299.1
- 朝一初当たり確率のみ:1/232.0
全体的にかなり高い数値が出ました。
ホールデータによっては、時短引き戻しでの当たりが初当たりにカウントされている可能性はあるものの、朝一に関してはそれらも関係ないため、単純に初当たりが軽いように見えます。
朝一当たりだけだと、サンプルが多いわけではないので参考程度に捉えてみてください。
ぱちんこウルトラマンタロウ2 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/318.4
- 朝一初当たり確率のみ:1/241.2
全体の数値は確率に近い値が出たものの、やはり朝一は当たりが軽い印象です。
天井での当たりに関しては、出来る限り確認し、初当たりとしては除外したデータなので、大きなズレはないのではないかと思いますが、サンプル数の問題の可能性もあるのでご注意ください。
《京楽、オッケー》初当たり確率まとめ
他の台も確認しないと何とも言えないですが、朝一に関しては、京楽台は比較的当たりやすい傾向にあるのかもしれません。
《サミー》初当たり確率
ぱちんこCR真・北斗無双 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/343.0
- 朝一初当たり確率のみ:1/276.6
全体の初当たりが重い数値になっていますが、北斗無双の場合は、初当たり時にST非突入の場合、100回転の時短になります。
※ちなみに連チャン後のST抜け時130回転に関してはデータで対応ができています。
時短機の場合、100回転で1/319を当てると、データ上は確変となるため正確な数値を算出することが難しいのです。
1/319を100回転以内に当てる確率は、約26.9%となり、おおよそ1/3.7回で当選していることとなります。
50%はST非突入となるので、それらを考慮し計算すると・・・
- 全体初当たり確率:1/302.3
となりました。
《サミー》初当たり確率まとめ
初代北斗無双に関しては、出玉感だけに留まらず、初当たりが良いことも人気の理由なのかもしれないことが垣間見えた気がします。
データサンプルを集めるのが非常に困難だったので、サンプル数は少ないですが途中まで集めた「P北斗の拳8救世主」のデータを参考までに掲載しておきます。
- 全体初当たり確率:1/320.2
- 朝一初当たり確率のみ:1/235.7
時短回数が少ないので、今回は計算まではしませんが、全体初当たりは、上記より多少は数値が上がるはずです。
《SANKYO、ビスティ》初当たり確率
Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/313.9
- 朝一のみ初当たり確率:1/293.9
Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーンデータ分析記事でお伝えした数値と、朝一のみの数値を出しました。
ただ、全体当たりに関しては、目に見えない「転落時の転落までの回転数」が除外できていないので、実際の数値としてはもう少し上がることになるはずです。
Pコードギアス反逆のルルーシュ 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/340.0(ST除外:1/330.0)
- 朝一初当たり確率のみ:1/253.1
初当たりが重い数値になっているのは、おそらくSTの回転数が含まれているからだと思われます。
通常、確変の区分けをせずにデータを集計してしまったので、正確な数値までは分かりませんが、中間の数値である10回転分を当たり回数分引くと、当然ですが1/330.0になります。
対照的に朝一台に関しては、かなり良い数値を叩き出しているのは注目しても良いのかもしれません。
《SANKYO、ビスティ》初当たり確率まとめ
ユニコーンの分析において、朝一の初当たりの早さをお伝えしましたが、ひょっとするとSANKYO台の朝一は狙い目なのかもしれないと思わせる結果でした。
※この段階では確率が良いというだけなので、狙い目となるかどうかは「大当たり分布」の項目で確認します。
《サンセイR&D》初当たり確率
P牙狼 月虹ノ旅人 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/311.9
- 朝一初当たり確率のみ:1/305.8
牙狼に関しては、誤差の範囲内の数値であるような気がしました。
おそらくこれくらいの数値が出るのが普通なのだと思います。
Pキャプテン翼2020 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/409.9
- 朝一初当たり確率のみ:1/285.0
全体初当たりの数値が低くなっていますが、北斗無双の時と同じで時短について考慮していないからです。
翼については、全ての当たりの最後に最低時短100回が付いてくるので、それらを考慮すると、以下のような数値になります。
※一部200回になりますが今回は無視します。
- 全体初当たり確率:1/322.6
ほぼ確率通りの数値に落ち着きました。
《サンセイR&D》初当たり確率まとめ
サンセイの台に関しては、比較的確率に忠実な動きをしているように見えます。
《三洋》初当たり確率
P大工の源さん 超韋駄天 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/323.7
- 朝一初当たり確率のみ:1/217.2
サンプルが少ないことが原因であるのかは分かりませんが、朝一の確率が非常に良い数値となっています。
Pスーパー海物語IN沖縄5 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/449.2
- 朝一初当たり確率のみ:1/270.6
全体初当たりの数値が低くなっていますが、翼の時と同じで時短について考慮していないからです。
沖海5については、全ての当たりの最後に時短100~120回が付いてくるので、それらを考慮すると、以下のような数値になります。
※引き戻しの連続は、今回は無視。60%確変を考慮し、平均値112回で算出。1/3.4回当選としました。
- 全体初当たり確率:1/347.4
《三洋》初当たり確率まとめ
少し初当たりが重いような数値になりましたが、朝一の数値が良いので判断が難しいところ。
別の項目の大当たり分布を見て、明らかにしていくことにしましょう。
《ニューギン、EXCITE》初当たり確率
Pデビルマン~疾風迅雷~ 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/300.6
- 朝一初当たり確率のみ:1/358.0
他メーカーの台の傾向と異なり、朝一の数値が悪くなっています。
デビルマンに関しては、稼働が良いため朝一の当たり以外で初当たりデータが取れたため、朝のサンプルが他の台よりも遥かに少ないことが原因かもしれません。
※他の台は、朝当てて終了されている台が多く、350回に到達まで台数が多くなる。
Pベルセルク無双 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/332.6
- 朝一初当たり確率のみ:1/299.1
デビルマンほど荒れた数値にはならず、比較的に近い数値が出ているように見えます。
《ニューギン、EXCITE》初当たり確率まとめ
デビルマンの朝一の部分が気になりますが、他はある程度確率に近い数値になっているように見えます。
別の項目で分布を確認するので、そこでより明確になってくるのではないかと思います。
《藤商事、JFJ》初当たり確率
Pとある魔術の禁書目録 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/358.5
- 朝一初当たり確率のみ:1/279.9
全体の初当たりが重めになっています。
100%それが原因とは言えないのですが、Pとある魔術の禁書目録の天井は319を当てるためのロング天井となっています。
他の機種であれば追わずに辞めてしまうところが、天井でどんどんゲーム数が加算されることも原因の一つである気がしました。
ただもう1つの可能性として、データ集計の問題がある可能性があります。
※100%間違っているかどうか確証は取れていません。
集計の際は複数のホールからデータを取っているのですが、前半集計したホールのデータではST後0回転となるため150以内の当選が多数ありました。
しかし、後半で集計したホールではリセットされていない可能性が見えてきたのです。
※同じ系列の同じサービスのデータだったので油断していました。
念のため、その部分を修正して計算しなおすと、
- 全体初当たり確率:1/323.4
となっていたことをお伝えしておきます。
どっちが正しいのかは、データ自体の不確定要素があるので、何とも言えないですけど・・・。
《藤商事、JFJ》初当たり確率まとめ
比較対象として「P真・暴れん坊将軍 双撃FMG」のデータも集めようとしたのですが、あまりにも大変過ぎて途中で諦めました。
「真・暴れん坊将軍双撃」のデータも載せておきますが、他に比べてサンプル数が1/3くらいなので参考程度にしておいてください。
《P真・暴れん坊将軍 双撃FMG》
- 全体初当たり確率:1/358.3
- 朝一初当たり確率のみ:1/268.9
算出して驚きましたが、サンプルが少なくても「Pとある魔術の禁書目録」と同じような数値になるのは気になるところです。
ちなみに暴れん坊将軍でも「Pとある魔術の禁書目録」と同様のことが起こっている可能性はありますが、履歴の中に100回転以内がまんべんなく存在したので、こちらは大丈夫であると判断しました。
不確定要素があるので、何とも言えない部分ではありますが、藤商事台は全体の初当たりが重い可能性があるのかもしれません。
《Daiichi》初当たり確率
P神・天才バカボン~神SPEC~ 初当たり確率
- 全体初当たり確率:1/316.5
- 朝一初当たり確率のみ:1/288.6
バカボンに関しては、ガンダムユニコーン同様、他の機種よりもデータが多いからかもしれませんが、比較的公表値に近い数値になっているかと思います。
バカボンのデータ分析に関しては、以下の記事や動画で確認できますので、立ち回りの参考にしてみてください。
【P神・天才バカボン~神SPEC~】実戦データ分析で狙い目、立ち回りハイエナポイントを暴けるか!?
《Daiichi》初当たり確率まとめ
1機種のみの分析となるため、平均値を取ることができないものの、データ数は多いのである程度の指標になるのではないかと思います。
比較的確率に忠実な値が出てきているので、いつ打っても同じような状況になるのではないかと思われます。
メーカー別「初当たり確率ランキング」まとめ
ほとんどの機種で朝一の当たりが軽い数値になったのは、おそらくそれ以降の当たらない部分を無視しているからなのかなあと思いました。
次の項目で大当たり分布について細かく見ていくので、より明確になってくる気がします。
また全体の当たりに関しては、当然と言えば当然なのですが、とんでもない数値が出てくることはなく、ちゃんと確率通りに近い数値が出てきているような気がしました。
一応、上位3位までランキングを付けておきたいと思います。
《全体初当たり確率ランキング》
- 1位:ぱちんこGANTZ極(1/299.1)
- 2位:Pデビルマン~疾風迅雷~(1/300.6)
- 3位:ぱちんこCR真・北斗無双(1/302.3)
《朝一初当たり確率ランキング》
- 1位:P大工の源さん 超韋駄天(1/217.2)
- 2位:ぱちんこGANTZ極(1/232.0)
- 3位:ぱちんこウルトラマンタロウ2(1/241.2)
※参考値:P北斗の拳8救世主(1/235.7)
朝一の部分に関しては、朝一でのトータル確率としては良いというデータになりますが、イコール朝一狙い目なのかというと、そうとは言い切れないことが後半で判明します。
そのため、現段階では参考程度でとどめておくと良いでしょう。
メーカー別「大当たり分布」
「Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」を分析した際に、全体の大当たり確率は公表値に近かったものの、初当たりの軽さ、特に100G以内の当たりが理論値より数値が優秀であることが分かりました。
※あくまでもデータとして取得したものを見る限りでは。
そこで、他の機種ではどうなっているのかを確認していこうと思います。
まず、基準となる数値をお伝えします。
計算で導き出した、1/319での累積当選%です。
※各機種には小数点以下がありますが、今回は無視して算出。カッコ内は差分。
- 0~99回転:26.7%
- 100~199回転:46.4%(19.7%)
- 200~299回転:60.8%(14.4%)
- 300~399回転:71.3%(10.5%)
- 400~499回転:79.0%(7.7%)
- 500~599回転:84.7%(5.7%)
- 600~699回転:88.8%(4.1%)
- 700~799回転:91.8%(3.0%)
- 800~899回転:94.0%(2.2%)
- 900~999回転:95.6%(1.6%)
- 1000回転以上:100%(4.4%)
この数値を基準として、各台の数値を確認していくことにしましょう。
《京楽、オッケー》大当たり分布
ぱちんこGANTZ極 大当たり分布
数値を確認していただくと分かりますが、200回転以内の当選割合が非常に優秀であり、先程の初当たりの項目で1位を獲得できたのも頷ける結果となりました。
- 0~99回転:26.7% ⇒ 34.0%
- 100~199回転:19.7% ⇒ 24.8%
200回転以内に58.8%と6割に近い数値は、打ち手としては有難いところ。
ただ、その分、小当たりRUSH突入率が低いので、帳尻が合っているのかなあとも思えます。
ぱちんこウルトラマンタロウ2 大当たり分布
ガンツ極同様200回転以内の当たりが優秀なだけでなく、300回転以内も良い数値になっています。
深いハマりのデータの数値が、軒並み計算値よりも低いことも注目すべき点です。
また、先程の項目で出した全体の当たりの数値が1/319に近いことから、ひょっとすると朝一に期待ができる台である可能性も出てきます。
ただ、全体での分布と朝一の分布では状況が違う可能性があり、朝一は件数が少ないけどトータルで当たりが軽かったという可能性も残されます。
狙い目かどうかというところまでは現時点では何とも言えず、可能性が見えているという点だけにとどめておくこととします。
※これについては、次の「朝一の狙い台」の項目で確認します。
とは言え、早い回転数で当たる可能性が高いことは、データ上は見て取れたのではないかと思います。
《京楽、オッケー》大当たり分布まとめ
あくまでも今回のデータでの話にはなりますが、京楽台の当たりがかなり軽いところへの分布が多いことが見て取れました。
「京楽台は甘い」と言い切ってしまうことはできないものの、ちょっと期待できるのかもしれません。
《サミー》大当たり分布
ぱちんこCR真・北斗無双 大当たり分布
京楽台と違って、0~99回転では計算値通りの数値となっているものの、100~199回転での当たりが突出していることが分かります。
- 100~199回転:19.7% ⇒ 28.0%
これはおそらくですが、「単発⇒100回転以内の時短引き戻し」部分が確変連チャンの中に含まれてしまい、データ上では確認できない部分があることも影響していると思われ、実際には0~99回転の割合も上がるものと予想されます。
またST抜け後を考慮すると、130回転が終了した時点が0回転となり、見方を変えると100~199回転は0~70回転での当たりであるとも言えるかもしれません。
不確定要素が多く、難しい部分はあるのですが、比較的当たりが早い台であるということは言えるかと思います。
また、朝一データを確認すれば、もう少し詳細が見えてくるかと思いますので、次の項目で分析していきたいと思います。
《サミー》大当たり分布まとめ
古い機種であるので、昨今リリースされている台とは、まったく違うプログラムで行われている可能性はあるものの、当たりが比較的早いサミー台は、注目しても良いのかもしれません。
《SANKYO、ビスティ》大当たり分布
Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 大当たり分布
ガンダムユニコーンに関しては、データ件数も膨大で、より詳細なデータ分析を行いましたが、その際にもお伝えしたように「0~99回転」での当選がかなり優秀です。
京楽台と同等くらいの数値になっています。
Pコードギアス反逆のルルーシュ 大当たり分布
ギアスもユニコーン同様、0~99回転の数値が良いというだけでなく、全体的に似たような大当たり分布になっているように見えます。
《SANKYO、ビスティ》大当たり分布まとめ
ユニコーン、ギアスともに全体的に似たような大当たり分布になっていることが分かります。
他の部分を見てみないと何とも言えないものの、大当たり部分のプログラムは同じものを流用していて、似たような大当たり分布になる可能性があるような気がしました。
またSANKYO台の当たりは早い傾向があるのかもしれません。
《サンセイR&D》大当たり分布
P牙狼 月虹ノ旅人 大当たり分布
0~99回転の当たりが計算値より多いものの、その分、確率分母を超えてくる300~499回転付近で相殺している感じに見えます。
Pキャプテン翼2020 大当たり分布
キャプテン翼に関しては、いずれの大当たりであっても100回転の時短が付いてくるため、初当たり以外では99回転以内での当たりがありません。
そのため、そのまま集計してしまうと、上のようなデータになり判断がしにくい状況となります。
大当たり分布を分かりやすくするため、以下のパターンでグラフを作り直すと、以下のようになります。
パターン②:時短100回転以内に当たっているであろう回数を0~99回に加算
パターン③:時短が絡まない朝一当たりを省き、かつ時短を無視し、時短後を1回転目と1回転目と仮定して算出したデータ
※101回転目を1回転目とするため、全データが-100回転になる。
大当たりの分布を見るという意味では、不確定要素がほぼ排除されているパターン③のものが分かりやすいかと思いますが、実際のホールで見る場合には、100回転の時短分が加算され数値が変わってきてしまうので難しいところ。
パターン②の状況がリアルなところに近いかもしれません。
《サンセイR&D》大当たり分布まとめ
牙狼も翼も300~499回転区間の割合が高い傾向があり、そこで全体的な確率の帳尻を合わせているように見えます。
SANKYOの時と同じように、同じメーカーからリリースされている台は、似たような大当たり分布になるという予想が、より真実味を帯びてきたような気がします。
《三洋》大当たり分布
P大工の源さん 超韋駄天 大当たり分布
確率分母内での大当たり分布が軒並み高い数値になっています。
しかし、初当たりのところで出した数値を見ると、違和感があるのです。
- 全体初当たり確率:1/323.7
- 朝一初当たり確率のみ:1/217.2
朝一の方は数値が高いので納得なのですが、全体の確率はかなり重くなっています。
にも拘わらず、大当たり分布では深いハマりの部分への分布が少ないのです。
データを確認してみると、「当たらずに終了している閉店時の回転数」に理由があることが分かりました。
これはおそらく以下のことが理由ではないかと推測しています。
- 最後の一発逆転狙いで源さんを打つ人が多い
- 天井非搭載機であるため(天井搭載台であれば即やめが多い)
Pスーパー海物語IN沖縄5 大当たり分布
「Pスーパー海物語IN沖縄5」も「キャプテン翼」と同じく、いずれの大当たりであっても時短が付いてくるため、朝一以外では99回転以内での当たりがありません。
そのため、そのまま集計してしまうと、上のようなデータになり判断がしにくい状況となります。
大当たり分布を分かりやすくするため、以下のパターンでグラフを作り直すと、以下のようになります。
パターン②:時短中に当たっているであろう回数を0~99回に加算
パターン③:時短が絡まない朝一当たりを省き、かつ時短を無視し、時短後1回転目を通常時の1回転目と仮定して算出したデータ
※101回転目を1回転目とするため、全データが-100回転になる。
大当たりの分布を見るという意味では、不確定要素がほぼ排除されているパターン③のものが分かりやすいかと思いますが、実際のホールで見る場合には、100回転の時短分が加算され数値が変わってきてしまうので難しいところ。
パターン②の状況がリアルなところに近いかもしれません。
ここで気になるのが源さん同様、大当たり分布では深いハマりの部分への分布が少ないにも関わらず、以下の数値になっていたこと。
- 全体初当たり確率:1/347.4
データを確認してみると、源さん同様「当たらずに終了している閉店時の回転数」に理由があることが分かりました。
これはおそらく以下のことが理由ではないかと推測しています。
- 海をメインで打つ客層は、時短後即やめをする人が少ない
- 天井非搭載機であるため(天井搭載台であれば即やめが多い)
- 海は消化が早いので、夜遅くなってもある程度稼働する
《三洋》大当たり分布まとめ
今回取り上げた三洋の機種が天井非搭載機だったことが理由かもしれませんが、2機種ともに同じような傾向が見て取れました。
実際には大当たりは比較的軽い範囲に分布しているにも関わらず、全体としては帳尻が合っているという印象です。
これは三洋の機種が純粋に打ち手にとって魅力的な台であり、これまでの海シリーズでユーザーを取り込めていることも理由なのではないかと思いました。
夜稼働する台は、ホールにとっても良い台なのかもしれません。
《ニューギン、EXCITE》大当たり分布
Pデビルマン~疾風迅雷~ 大当たり分布
0~99回転の大当たりがかなり多いものの、400~499回転の分布が多いのが気になります。
ただ、前項目で算出した「朝一初当たり確率のみ」に関しては、数値が悪かったはずです。
- 朝一初当たり確率のみ:1/358.0
にもかかわらず、大当たり分布では初当たりの軽さが目立つという矛盾が生じています。
この原因を探っていくと、デビルマンに関しては100回転以内の当たりが、朝一の当たりよりも2回目以降の当たりで多く見られることが原因のようです。
もちろん今回のサンプル数が少ないので、多くのデータで検証した時に同じことが起こるとは言えませんが、デビルマンに関しては、朝一のエンジンのかかりがあまり良くなく、途中からエンジンがかかり出すみたいな感じかもしれません。
Pベルセルク無双 大当たり分布
0~99回転の割合が多いのは、他の機種でも見られる現象なのですが、700~799回転のような深いハマり域での割合が多いのも気になります。
《ニューギン、EXCITE》大当たり分布まとめ
0~99回転の割合が多い部分は、ハマりで帳尻を合わせているように見えます。
またデビルマンに見られた朝一の挙動に関しては、次の項目でチェックし、より勝ちやすいポイントを見つけていくことが重要になる気がしました。
《藤商事、JFJ》大当たり分布
Pとある魔術の禁書目録 大当たり分布
前項目で出した値(全体初当たり確率:1/358.5)を見ても、初当たりが重いことが分かりましたが、分布を見ても0~199回転の当たり確率が低いことが分かります。
その分は深い部分に現れていることも確認できます。
他のメーカーでは起こらなかった現象です。
他メーカーではない状況なので、参考までにサンプル数が少ない「P真・暴れん坊将軍 双撃FMG」も確認してみましょう。
やはり他メーカーほど軽い当たりの分布は多くなく、計算値に近い数値になっています。
また「Pとある魔術の禁書目録」と同様に300~399回転の分布など、深い範囲の割合が高くなっているのも気になるところです。
ただ、初当たりの項目でもお伝えしたデータ不備の可能性を考慮すると、状況が変わります。
後半のすべてのデータから150を引いているため、必然的にかなり良い状況になっています。
どちらを正しいとするのかは、正直判断はできない部分なのですが、暴れん坊将軍(不備の可能性が低いデータ)と同様であるとした場合は、最初のデータが近いように見えますので、参考程度に。
《藤商事、JFJ》大当たり分布まとめ
他メーカーの分布とは異なり、軽い当たりの範囲は計算値程度、またはそれ以下になっています。
サンプルが少ないので、正確には分からない部分はあるものの、藤商事台の初当たりは、ちょっと重い傾向があるのかもしれません。
ただ、Ver.2が正しいとした場合には、状況が変わるので判断が難しくなっています。
《Daiichi》大当たり分布
P神・天才バカボン~神SPEC~ 大当たり分布
399回転以内のすべての項目の分布が多くなっているので、かなり優秀なデータになっているかと思います。
分布だけを見ると、浅いところばかり割合が多いので、確率通りにならないような気がするのですが、おそらくハマるときの深さで調整されているような気がします。
※最大ハマりでの当選約2500回転、他にも1000超えで当たっていない台も多数ありました。
《Daiichi》大当たり分布まとめ
確率分母内の当たりが多く、比較的打ちやすい台である反面、ハマった時のハマり具合は厳しそう。
そのため、ハマり台を当てようというような狙い方には向かない可能性がある気がしました。
メーカー別「大当たり分布」まとめ
以前分析した「ガンダムユニコーン」に限らず、予想以上に初当たりが軽い台が多い気がしました。
確率の難しいところなのかもしれません。
また、分析前に予想していた「メーカーごとに特徴的な挙動があるかも」という予想は、大当たり分布を見る限り、ある程度は当たっているような気がしました。
同じメーカーの台は、似たような大当たり分布を示しているのは、やはり大当たりプログラムの部分は流用していることによるものではないかと感じました。
オカルト的な部分になってしまうのかもしれませんが、全てのメーカーで同じ抽選プログラムを使っていない限り、プログラマーのクセなどが出るでしょうし、その結果、抽選結果に影響することもあるかと思います。
その結果が、大当たり分布に現れた気がしました。
念のため、以下、条件別ランキングを掲載しておきます。
《0~99回転ランキング》
- 1位:Pデビルマン~疾風迅雷~(34.8%)
※但し、次の項目で注意点が判明しますので注意 - 2位:ぱちんこGANTZ極(34.0%)
- 3位:Pコードギアス反逆のルルーシュ(33.7%)
《0~199回転ランキング》
- 1位:P大工の源さん 超韋駄天(58.9%)
- 2位:ぱちんこGANTZ極(58.8%)
- 3位:ぱちんこウルトラマンタロウ2(57.3%)
メーカー別「朝一当たりの早さ、狙い目」
天井などの明確な狙いがあるときは良いですが、そうではない場合に狙い台を絞ることはできないでしょうか。
はじめの項目で、朝一台の当選確率は出しましたが、あくまでも確率であるので、早い当たりだけを狙えた方が良いはずです。
今回は、朝一の初当たりだけに絞り、一撃離脱をするために0~99回転以内での当たりに注目して分析していきたいと思います。
念のため、そのまま打ち続ける可能性も含めて100~199回転についても確認します。
《参考データ:計算値》
- 0~99回転:26.7%
- 100~199回転:46.4%(19.7%)
《京楽、オッケー》朝一当たりの早さ、狙い目
ぱちんこGANTZ極 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/232.0
- 朝一0~99回転で当たる割合:39.5%(全体:34.0%)
- 朝一199回転までに当たる割合:61.8%(全体:58.8%)
どちらの区間を見ても、全体数値よりも高くなっているので、「ぱちんこGANTZ極」は朝一狙い目なのかもしれません。
但し、スペックとしては小当たりRUSH突入率が少し低めな仕様なので注意が必要かもしれません。
ぱちんこウルトラマンタロウ2 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/241.2
- 朝一0~99回転で当たる割合:24.4%(全体:32.3%)
- 朝一199回転までに当たる割合:54.8%(全体:57.3%)
0~99回転に関しては、全体と比較してもかなり低い数値になっただけに留まらず、0~99回転に関しては、計算値(26.7%)よりも低くなってしまっています。
前半で予想した結果とは異なり、朝一の確率としては良いものの、件数としては多くないという結果になったわけです。
つまり、確率としては319を遥かに超える良い数値にはなっているものの、イコール朝一の当たりが早いとはならなかったということです。
ちなみに、タロウ2の数値が良かった原因としては、300回転以内の当選率が非常に優秀であったからで、本来であれば「200~299回転:60.8%(14.4%)」のところ、タロウに関しては74.1%となっていることが理由でした。
《京楽、オッケー》朝一当たりの早さ、狙い目まとめ
これまでの分析項目では、同じような結果を出してきた京楽台ですが、朝一の挙動に関しては違う結果となりました。
タロウに関しては、朝一の初当たり確率としては軽いにも関わらず、99回転以内の当選が低くなっているのは、200~299回転での当たりが多くあることが理由です。
そこだけを狙うことが良い立ち回りかどうかは別として、参考にしてみてください。
《サミー》朝一当たりの早さ、狙い目
ぱちんこCR真・北斗無双 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/276.6
- 朝一0~99回転で当たる割合:31.5%(全体:26.9%)
- 朝一199回転までに当たる割合:55.1%(全体:54.9%)
0~99回転に関しては、全体の数値より高い数値となっています。
これにより、朝一に関しては、他メーカーの機種の数値に近付いていたこととなります。
逆に199回転までを見ると、全体数値より高い結果になっているとはいうものの、99回転までの上げ幅を維持できていないことから、100~199回転の区間においては数値が下がっていることが分かります。
※23.6%(全体:28.0%)
あくまでもデータ上のことであるので、何とも言えない部分がはありますが、朝一は99回転まで打ったとしても、それ以降はヤメて、他の当たりを引いている台の100回転から狙った方が、当たる確率としては高くなるのかもしれません。
《サミー》朝一当たりの早さ、狙い目まとめ
サミー台は他の参考データがないことと、北斗無双自体が古い台なので、どこまで信じていいのか分からない部分が多いです。
一応、データは少ないのですが、「P北斗の拳8救世主」のデータを掲載しておきますので、参考にしてみてください。
- 朝一0~99回転で当たる割合:38.4%
- 朝一199回転までに当たる割合:58.9%
《SANKYO、ビスティ》朝一当たりの早さ、狙い目
Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一のみ初当たり確率:1/293.9
- 朝一0~99回転で当たる割合:31.7%(全体:32.6%)
- 朝一199回転までに当たる割合:50.8%(全体:54.5%)
0~99回転に関しては、ほぼ全体と同等の数値になりました。
ただ100~199回転の範囲に関しては数値が下がっているので、どこまで打ち続けるかは判断が難しいところです。
とは言え、「Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」に関しては、より詳細な狙い目を以下の記事や動画で行っているので、参考にしてみてください。
朝一より当たる確率を上げることができるかもしれません。
【Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン】実戦データ分析で狙い目、立ち回りハイエナポイントを暴けるか!?
Pコードギアス反逆のルルーシュ 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/253.1
- 朝一0~99回転で当たる割合:33.3%(全体:33.7%)
- 朝一199回転までに当たる割合:52.9%(全体:54.8%)
朝一も全体もほぼ同じような数値になりました。
つまり、終日安定して同じような結果が得られるような可能性が高い台であると言えるのかもしれません。
《SANKYO、ビスティ》朝一当たりの早さ、狙い目まとめ
SANKYO台に関して言えば、「朝一だから早い当たりが期待できる」というよりは、常に同じような結果が得られる可能性が高いと言えそうです。
朝一0回転や大当たり終了後即やめ台を狙うという立ち回りも、ひょっとしたらありなのかもしれません。
《サンセイR&D》朝一当たりの早さ、狙い目
P牙狼 月虹ノ旅人 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/305.8
- 朝一0~99回転で当たる割合:21.6%(全体:29.7%)
- 朝一199回転までに当たる割合:45.7%(全体:48.2%)
人気で高稼働の牙狼ですが、データを見る限り、朝一はかなり弱いと言えそうです。
上記の値は、計算値よりも低い数値となっているだけでなく、朝一の初当たり確率も通常の確率と大差ないことを踏まえると、朝一の一撃離脱台としては向かないような気がしました。
Pキャプテン翼2020 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/285.0
- 朝一0~99回転で当たる割合:25.4%(全体:28.2%)
- 朝一199回転までに当たる割合:51.8%(全体:54.3%)
※全体は③のパターンの数値
翼に関しても牙狼と同様、朝一の弱さが見て取れます。
とは言え、100~199回転の数値は悪いわけではないので、どこまで打つべきかは悩ましいところだと思います。
《サンセイR&D》朝一当たりの早さ、狙い目まとめ
サンセイ台は、あまり朝一は強くはないという結果になりました。
サンプル数の関係もあるはずなので、一概には言えないものの、初当たり確率の項目でも見たように、全体として見た時に「比較的確率に忠実な数値に収まる」ように見えました。
結果、今回のデータを見る限りでは、あまり動きが良くない朝一を避け、後から打つ方が良いように感じました。
《三洋》朝一当たりの早さ、狙い目
P大工の源さん 超韋駄天 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/217.2
- 朝一0~99回転で当たる割合:31.0%(全体:32.9%)
- 朝一199回転までに当たる割合:57.5%(全体:58.9%)
全体の数値と同じような数値となり、全体的に優秀な数値になっていると思います。
源さんに関しては、途中の項目でもお伝えしたように、「最後の当たらずヤメ」の部分が確率を下げる要因となっていますが、データ上の初当たりは非常に優秀な数値になっています。
長期的に人気台になっている理由は、この辺りにもあるのかもしれません。
Pスーパー海物語IN沖縄5 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/270.6
- 朝一0~99回転で当たる割合:31.5%(全体:31.5%)
- 朝一199回転までに当たる割合:56.8%(全体:56.6%)
※全体は③のパターンの数値
源さん同様、全体的にほぼ同等の数値になっています。
朝一を狙うというよりは、いつでも打てる台であると言えそうです。
《三洋》朝一当たりの早さ、狙い目まとめ
三洋台の特徴なのか分かりませんが、朝一が良いなどのムラが少なく、いつでも高い水準で同じような結果を出せる台なのかもしれません。
海物語シリーズが長い間愛され続けている理由の1つが垣間見えたような気がしました。
《ニューギン、EXCITE》朝一当たりの早さ、狙い目
Pデビルマン~疾風迅雷~ 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/358.0
- 朝一0~99回転で当たる割合:26.2%(全体:34.8%)
- 朝一199回転までに当たる割合:47.5%(全体:53.4%)
前項目でもお伝えしましたが、朝一0~99回転の当選割合がかなり低い数値になっています。
全体での数値は、他機種を凌駕するほど良い数値にも関わらず、早い当たり、初当たり確率ともに悪く、朝一は弱いように見受けられます。
その分、朝一以外の部分では早い当たりが期待できる可能性も上がるはずなので、そういった台を狙っていくのもありなのかもしれません。
一応、数値を出してみたので参考にしてみてください。
- 朝一当たりを除外した0~99回転で当たる割合:36.5%
Pベルセルク無双 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/299.1
- 朝一0~99回転で当たる割合:28.3%(全体:32.8%)
- 朝一199回転までに当たる割合:46.0%(全体:52.9%)
朝一に関しても、デビルマンと同様の傾向が見て取れます。
朝一はあまり動きが良くないようです。
一応、気になったので、ベルセルクに関しても朝一を除外した数値を出してみると、以下のようになりましたので、参考にしてみてください。
- 朝一当たりを除外した0~99回転で当たる割合:34.8%
《ニューギン、EXCITE》朝一当たりの早さ、狙い目まとめ
今回のデータに限ったことかもしれませんが、ニューギン台に関しては、朝一だけを見ても弱いと言えそうです。
その分、エンジンがかかり出せば、朝一の弱かった分を取り戻すように出してくれる可能性はあるのかもしれません。
ハイエナ向きの台の可能性と言えるのかもしれませんが、データ上のことなので、ご自身でご判断ください。
《藤商事、JFJ》朝一当たりの早さ、狙い目
Pとある魔術の禁書目録 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/279.9
- 朝一0~99回転で当たる割合:39.7%(全体:25.8%)
- 朝一199回転までに当たる割合:53.2%(全体:43.5%)
全体の0~99回転の数値が悪かったので、期待していなかったのですが、全く予想外の結果となりました。
朝一の「Pとある魔術の禁書目録」は、非常に優秀な数値となっており、逆に朝一以外は、より悪い数値になってしまっているということが分かりました。
となると、「Pとある魔術の禁書目録」は日中帯に打つよりも、朝一の方が良い結果につながりやすいのかもしれません。
ただ、前半でのお伝えしたように、一部データに不備がある可能性がありました。
その部分を考慮した場合、朝一0~99回転で当たる割合は40.3%という数値であったため、こちらの方が数値として正しい可能性もあるわけです。
とした場合、以下のポイントが狙い目になる可能性があるので、参考にしてみてください。
- 朝一99回転まで
- ST抜け後の100回転(データ上は250回転くらいまで)
《藤商事、JFJ》朝一当たりの早さ、狙い目まとめ
念のため、暴れん坊将軍もチェックしてみましょう。
- 朝一初当たり確率のみ:1/268.9
- 朝一0~99回転で当たる割合:31.0%(全体:27.2%)
- 朝一199回転までに当たる割合:51.7%(全体:48.3%)
やはり暴れん坊将軍も同じような傾向があるように見えます。
藤商事の台は、朝一の結果が良い傾向があり、逆にそれ以降は弱くなって帳尻が合っているのかもしれません。
ただ、前半でもお伝えしたように、データ不備の可能性があり、それを考慮した数値であれば、ST後の100回転が強い可能性もあるわけです。
そのため、今回の結論としては、以下のようにさせていただきます。
- 朝一99回転までは狙い目かも?
- ST抜け後の100回転も狙い目かもしれないが、不確定要素あり。
《Daiichi》朝一当たりの早さ、狙い目
P神・天才バカボン~神SPEC~ 朝一当たりの早さ、狙い目
- 朝一初当たり確率のみ:1/288.6
- 朝一0~99回転で当たる割合:28.0%(全体:31.4%)
- 朝一199回転までに当たる割合:48.2%(全体:51.5%)
この数値を見る限り、朝一の方が動きが悪いように見えます。
朝一以外の99回転以内の数値を計算しても32%となり、飛躍的に数値が上がるわけではなかったです。
《Daiichi》朝一当たりの早さ、狙い目まとめ
朝一はむしろ動きとしては悪そうに見えたので、朝から積極的に狙うという台ではない気がしました。
狙うなら朝一以外が良いのかも。
メーカー別「朝一当たりの早さ、狙い目」まとめ
朝一の動きを見ても、やはりメーカーごとに特徴があるように見られたので、それらを上手く利用して朝一立ち回るのは、ありなのかもしれません。
《朝一当たりの早さランキング99回転まで》
- 1位:Pとある魔術の禁書目録:39.7%
- 2位:ぱちんこGANTZ極:39.5%
- 3位:Pコードギアス反逆のルルーシュ:33.3%
※参考1:P北斗の拳8救世主:38.4%
※参考2:デビルマン(朝一当たりを除外):36.5%
※参考3:Pベルセルク無双(朝一当たりを除外):34.8%
《朝一当たりの早さランキング199回転まで》
- 1位:ぱちんこGANTZ極:61.8%
- 2位:P大工の源さん 超韋駄天:57.5%
- 3位:Pスーパー海物語IN沖縄5:56.8%
※参考:P北斗の拳8救世主:58.9%
1/319機メーカー別データ分析&ランキングまとめ
「大当たり確率」「大当たり分布」「朝一の挙動」について、メーカーごとの特徴を見つけ出すためにデータ分析をしました。
最後に今回データ分析から判明したメーカーごとの特徴、情報をまとめておきます。
※あくまでの分析対象機種を元に導き出しているので、全てに当てはまるとは限りません。
何度もお伝えしますが、あくまでも今回のデータから導き出されたデータであるだけで、必ずしも実際のホールで同様の結果が得られるとは限りません。
むしろ全く違った結果になることが多い可能性があることを理解した上で、立ち回りの参考情報程度にとどめてください。
実際のホールでは、ほとんどの台がボーダーライン以下の釘調整である中、何らかのヒントになれば幸いです。
京楽、オッケー 1/319機特徴まとめ
- 全体を通した初当たり確率は公表値に近い数値。
- 朝一初当たり確率に限っては高い数値に。
- 200回転以内の当たる割合が優秀。
- 朝一狙いの一撃離脱の立ち回りは、機種によって異なる可能性あり。
※ガンツ極はHIT率が高く、タロウ2は悪かった。
※ガンツ極に関しては、全ての数値が優秀
サミー 1/319機特徴まとめ
- 全体を通した初当たり確率は公表値に近い数値。
- 朝一初当たり確率は若干確率より高め。
- 全体よりも朝一の方が99回転までに当たる確率が高い結果が出ている。
SANKYO、ビスティ 1/319機特徴まとめ
- 全体を通した初当たり確率は公表値に近い数値。
- 朝一初当たり確率は若干確率より高め。
- 100回転以内の当選割合が高い。
- 全体と朝一での結果があまり変わらないので、朝一も当たり直後ヤメ台も期待できる。
サンセイR&D 1/319機特徴まとめ
- 全体、朝一ともにほぼ確率通りの数値。
- 300~499回転までハマっている割合が少し高い。
- 朝一の当たりは通常よりも悪い数値になっているので避けた方が良い?
三洋 1/319機特徴まとめ
- 全体を通した初当たり確率は公表値に近い数値。
- 朝一初当たり確率はかなり高い数値に。
- 確率分母内の当選割合が優秀。
- 比較的ムラが無くいつでも期待できる。
ニューギン、EXCITE 1/319機特徴まとめ
- 全体を通した初当たり確率は公表値に近い数値。
- 朝一初当たり確率は若干悪い。
- 全体を通すと99回転以内の当選割合は高いものの、朝一の当選は低く、2回目以降の初当たりが優秀となっている。朝一よりハイエナ向き?
藤商事、JFJ 1/319機特徴まとめ
- 全体を通した初当たり確率は1/319よりも悪い数値。
- 但し、朝一のみ99回転以内の当選が非常に優秀なので狙い目かも?
※参考:ST抜け後100回転も優秀な可能性あり。データ不確定要素により判別不能
Daiichi 1/319機特徴まとめ
- 朝一の動きはあまり良くない
- 大当たり分布がかなり良く、確率分母内の当選に関しては優秀
- その分、分布としては少なくても、ハマったときはかなり深いところまで行く可能性があるので注意
ランキングまとめ
《全体初当たり確率ランキング》
- 1位:ぱちんこGANTZ極(1/299.1)
- 2位:Pデビルマン~疾風迅雷~(1/300.6)
- 3位:ぱちんこCR真・北斗無双(1/302.3)
《朝一初当たり確率ランキング》
- 1位:P大工の源さん 超韋駄天(1/217.2)
- 2位:ぱちんこGANTZ極(1/232.0)
- 3位:ぱちんこウルトラマンタロウ2(1/241.2)
※参考値:P北斗の拳8救世主(1/235.7)
《0~99回転ランキング》
- 1位:Pデビルマン~疾風迅雷~(34.8%)
※但し朝一は悪い数値なので注意。 - 2位:ぱちんこGANTZ極(34.0%)
- 3位:Pコードギアス反逆のルルーシュ(33.7%)
《0~199回転ランキング》
- 1位:P大工の源さん 超韋駄天(58.9%)
- 2位:ぱちんこGANTZ極(58.8%)
- 3位:ぱちんこウルトラマンタロウ2(57.3%)
《朝一当たりの早さランキング99回転まで》
- 1位:Pとある魔術の禁書目録:39.7%
- 2位:ぱちんこGANTZ極:39.5%
- 3位:Pコードギアス反逆のルルーシュ:33.3%
※参考1:P北斗の拳8救世主:38.4%
※参考2:デビルマン(朝一当たりを除外):36.5%
※参考3:Pベルセルク無双(朝一当たりを除外):34.8%
《朝一当たりの早さランキング199回転まで》
- 1位:ぱちんこGANTZ極:61.8%
- 2位:P大工の源さん 超韋駄天:57.5%
- 3位:Pスーパー海物語IN沖縄5:56.8%
※参考:P北斗の拳8救世主:58.9%
にくじる的立ち回り&狙い目考察まとめ
今回のデータがどこまで現実のホールで活かせるかは分かりませんが、ホールデータを元に導き出しているので、ある程度の立ち回りが確率出来るのではないかと思いました。
以下、今回の結果を踏まえた立ち回りを考察してみたいと思います。
あくまでも個人的に考えた立ち回りなので、信じる、信じないに関してはお任せします。
※責任を負うことはできないので、各自で適切にご判断ください。
《朝一の立ち回り》
- 天井到達台が最優先だが、それ以外では以下を基準として立ち回る
- 朝一のみ非常に優秀な藤商事台(Pとある魔術の禁書目録)を100回転まで。
※ガンツ極も候補としてはありだが、スペック的に荒れそう - 朝一199回転までの当選率が優秀で、かつ初当たり確率も優秀な源さんやガンツ極を狙う
《ハイエナ立ち回り》
- ニューギン台(特にデビルマン)の当たり後即やめ台を100回転まで。
- 199回転以内の当選が優秀な京楽台、常に安定している数値が良いSANKYO、三洋台を臨機応変に狙っていく。
参考にするのは構いませんが、自己責任でお願いします。
また基本的には「パチンコは回る台を長く打つことが勝つための秘訣」であることは変わらないと思っていますので、オカルトチックなことは信じていないですが、データから導き出した結果は、多少は信用しても良いのかなあとも思っております。
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