「P蒼天の拳 天刻」を個人的に勝手に評価いたします。
※個人的な評価と予想であるため、結果が異なったり、違う意見の方もいらっしゃると思いますので、ご了承ください。
※評価は基本的に初打ちでの印象を基準に行っています。必要に応じて複数回打った方が良いと判断した場合は複数回打ってから記事にしていますが、実稼働時間は少ない状況で評価していますのでご了承ください。
※記事を立ち回りの参考にするのは構いませんが、最終判断はご自身でお願いします。責任を負うことはできません。
《勝手に評価!この台の評価は?》 ※10点満点
- 総合評価・オススメ度:★★★★★★(6点)
- 演出面:★★★★★★(6点)
- 出玉面・スペック:★★★★★(5点)
蒼天は音がたまりませんよね。ただ、他の面はもう少しなんとかして欲しかった・・・。
また天井到達時に知らないと大きく損をする可能性が高いので、知らない方は打つ前に以下の動画を必ずチェックしておいてください。
《初打ち・初心者向け!無駄玉防止のために押えておくべきポイント》
- 天井は大当たり終了後559回転消化で天刻ループに突入
※天井到達時は、左保留がある状態で右打ちをはじめないと「天授の儀(4回当選)」とならないので注意。詳細は上の動画、または記事内で。 - 右打ち中はトイレにはいかない方が良いでしょう。(頻繁に右打ち指示が入る)
台の基本情報
- 機種名:P蒼天の拳 天刻
- メーカー:銀座
- 導入時期:2021年7月
- タイプ:Vストック特殊タイプ遊タイム搭載機
- 確変突入率:54%
- 確変継続率:約82%
- 遊タイム(天井):大当たり終了後559回転消化で天刻ループに突入
出玉獲得までの流れ
- 1/199.8を当て、54%の天刻ループ当たりを引き当てる
- 4保留内で1回でも当たりを獲得すると、ボーナス獲得後に再度天刻ループ(死合の刻)へ。
- 天刻ループを繰り返すことで連チャンさせる
《にくじるの「大当たりの流れ」解説》
- 1/199.8を当て、54%の天刻ループ当たりを引き当てる
この時、一部は「天授の儀」当たりとなり、Vストック4回出来ることが濃厚な当たりとなる
それ以外は「死合の刻」に突入。4つの保留内で1回でも当たりを引き当てることが出来れば、次回「死合の刻」確定 - 「死合の刻」では1保留ごとに結果を表示し、当選時は都度V入賞を狙う必要がある
- V通過の当たり分は、保留状態となっており、小当たり抽選用の保留消化後に消化が始まるため、連続で大当たりが出ることとなる
※内部的には「FAIRY TAIL2」「P緋弾のアリア~緋弾覚醒編~」などと同様に、小当たりに当選⇒当選率1/1.01のVへの入賞が保留される⇒まとめて放出という流れ
《にくじるの推測》
- 通常の「死合の刻」1保留当たりの当選確率:約1/2.83~1/3程度と予測
但し、「CHANCE死合の刻」と「死合の刻」で継続率が異なる数値が公開されているため、数値が間違っている可能性があります。
※「CHANCE死合の刻」に突入させていないため、状況不明がなので予測ですが、継続率94%であるという情報から逆算するならば、約1/2の抽選を4回受けてられることになるかと思われます。
状況によって確率を変えている仕組みが、内部的にどうなっているのか正確なことは分かりませんが、予測としては以下の2パターンがあると考えています。
- 小当たりの当選率自体を変えている
- 内部的に何回も抽選をすることでトータル的に確率を調整している
- 小当たりの当選確率はほぼ1/1となっていて、その開放時間で調整している。
※今回の場合はV入賞口の手前の板が手前に出ている時間
予想としては3を予想しています。その方が天授の儀含めて全ての状況に対応しやすいはずだからです。
当選確率
- 通常時の当選確率:1/199.8
- V入賞口の当選確率:1/1.01
- 賞球数:1&4&10 10C
- ラウンド別出玉数
8R:720個
4R:360個
当選時の内訳
通常時
- 8R大当たり(天授の儀):2%
- 8R大当たり(CHANCE死合の刻):2%
- 8R大当たり(死合の刻):50%
- 8R大当たり:46%(但し天刻ループ中は死合の刻)
右打ち中(直撃大当たり時)
- 8R大当たり(天授の儀):4%
- 8R大当たり(CHANCE死合の刻):12%
- 8R大当たり(死合の刻):84%
右打ち中(小当たり経由時)
- 8R大当たり(天授の儀):1%
- 8R大当たり(CHANCE死合の刻):3%
- 8R大当たり(死合の刻):21%
- 4R大当たり(天授の儀):3%
- 4R大当たり(CHANCE死合の刻):9%
- 4R大当たり(死合の刻):63%
要注意!遊タイム(天井)到達時の打ち方&仕組み
結論から言うと、遊タイム(天井)に到達した場合、左に保留が無い状態で右打ちを開始してはいけません。
実際に自分で天井には到達していないので推測している部分はあるものの、簡単に仕組みをお伝えすると、本機は右打ちでは小当たり抽選を行い、1/1で当選するV入賞口を開放する抽選を行っています。
天刻ループ時には、この小当たりの抽選を4回受けて当選した分をまとめて放出しているのですが、実は本機の右打ち中は左と同じ始動口(特図1)が用意されており、この保留が消化されている間に4回の抽選を受けているのです。
※盤面上は「天授の儀」の文字の裏あたりにあり、白いプラスチックが蓋をしている状態が長い
つまり、通常の右打ち連チャン中は、以下のような流れになっているのです。
- 特図1保留が消化している状態(変動中)で
- 変動してるうちに4つの小当たり抽選(V入賞口開放抽選)をして
- V入賞(特図2)などをさせても特図1が変動しているから保留が消化できないまま
- 特図1の変動が終わったから
- 特図2にストックしたVストックを開放する
「新世紀エヴァンゲリオン シト、新生」の新生モードあたりから始まった「内部的にロングリーチをかけている間に何かやろう」という仕組みの応用で、「P緋弾のアリア~緋弾覚醒編~」のライトニングバレットチャンスと同様のことをやっています。
※「小当たり当選⇒Vストック」をやっているというだけです。
となると、1つ問題が生じるのですが、それが「天井到達時」です。
予測はしていたものの、自分で確認してからお伝えしようとしていたのですが、ネット上の声を見る限り、丁寧な説明はなく、大当たりを取りこぼしている人が続出しているようなので、記事にまとめることにしました。
※大当たり時にあれだけ丁寧な説明を入れるのだから、天井時も入れてあげれば良かったのに・・・。
天井到達時は、先程の説明に挙げた「1:特図1保留が消化している状態で」が出来ていない可能性があります。
そうすると、
特図1保留が消化している状態(変動中)で- 変動してるうちに4つの小当たり抽選(V入賞口開放抽選)
をしてできなくなり - V入賞(特図2)
などをさせても特図1が変動しているから保留が消化できないままさせると - 特図1
の変動が終わったからがそもそもないので即消化できるので - 特図2にストックしたVストックを開放する(でも4つストックする時間はないので1つだけで終了)
という状態になります。
つまり、本来取れるべき「天井到達=天授の儀(4回分の当たり)」が取れなくなり、1回分しか獲得できなくなるわけです。
※多分、この可能性があるからこそ「天井到達=天刻ループ突入」という記載にしているのだと思われます。
よって、天井に到達した場合には、まず左に保留を入れてから、右打ちを開始するようにしましょう。
追記:トイレ離席時も天井到達時と同じ
連チャン中などのトイレ離席であっても、天井と同じことが起こるのでご注意ください。
上でも書いたように、本機は特図1保留消化中に小当たりを抽選しV入賞を行う仕様となっています。
トイレ離席などをしてしまうと、本来大当たり中などに貯まっているはずの特図1を消化してしまうことになるため天井と同じ理由で2つめ以降の小当たり保留抽選に進まず当たりがパンクします。
- 大当たり⇒天刻ループ当選⇒トイレ離席
というような流れで離席後に、即右打ちを始めると
- 小当たり抽選
↓ - 優先消化すべき特図1保留消化
となってしまうので、1個目で当たりを取れていなければ通常時に戻ってしまうのです。
(゜ーÅ)
つまり、離席後は天井同様、先に小当たりスルーに球を通過させてしまうことはNGとなります。
先に左で保留を貯めないといけないわけです。
ご注意ください。
m(_ _)m
初稼働の状況
毎度なのですが、島で最後の初当たりを引くにくじるです。
(゜―Å)
ただ、最後に初当たりを引いたとは言え、
ちゃんと天刻ループに突入させます!
しかも!初当たりから天授の儀です!
※なんと2%の当たり
11連チャン5000発弱で終了。
その後、初当たりを2回引き、単発、3連で稼働終了としました。
筐体関連
筐体に関しては、真・北斗無双などと同様の筐体なので、特に打ちにくいということはありませんでした。
役モノは前作のものと同じです。
演出関連
蒼天の拳は音を聴きたくて打ってしまうくらい音が良いと思っているのですが、今作では1つ大きな問題があるように感じました。
それが「死合の刻」です。
「死合の刻」では4つの保留の当否を演出で表示し、V入賞を行いながらボーナスへと繋がっていきます。
結果、4つの内1つしか当選していなかったとしても、4つ分の演出をきっちり見た後に出玉放出となります。
この間、だいたい2分30秒~3分程度かかるのですが、その結果出てくるのは360個みたいになるのです。
演出時間と出玉のバランスが悪く、爽快感が無くなってしまっているように感じました。
出玉関連
出玉面も問題があるように感じました。
小当たり経由時の大当たりの3/4は4R大当たりであるため、出玉としては少ないです。
仮に天授の儀で4ストックしたとしても、全部4Rが来てしまうと1500球にもとどきません。
しかも、演出のところでお伝えしたように、テンポが非常に悪い状況の中で少量の出玉が出てくるので、より出玉感を感じにくい作りになってしまっていると感じました。
個人的総評
試打動画などは見ておらず、右打ちの状況を知らなかったので、かなり期待していたのですが、期待通りではなかったというのが正直な感想です。
出玉部分、右打ち消化の爽快感に関わる部分が、とても勿体ない作りにしてしまったように感じました。
オール8Rにするか、このままのラウンド振り分けであっても継続率と消化速度が上がっていれば、かなり打ち込めたような気がしました。
稼働継続予測と適正台数予測
- 稼働継続:1~3か月
- 適正台数予測:1台
※250台規模のホールとして予想
次回作改善要望
出玉と消化速度のバランスが悪いと、打ち手としては満足感が少なくなると思いますので、そのあたりのバランス調整に注意して作って頂けたら嬉しいです。
メーカーさん、よろしくお願いします。
m(_ _)m
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