パチンコホールスタッフの対応の中に、「景品交換所案内」があるかと思います。
警察の指導が厳しい地域や、そうでもない地域によって、ホール側の対応は様々です。
しかし、この景品交換所案内により、今後お客様になる人を増やしているところもあれば、減らしているところもあるのです。
今回は「お客様を増やす景品交換所案内の仕方、減らす案内の仕方」について、解説していきたいと思います。
※法的な問題もありますので、少し濁して書く部分もあります。ご了承ください。
※一応、パチンコ屋と景品交換所は一切関係ないらしいです。(´・ω`・)えっ?
景品交換所案内の現実
これまで様々なホールで打ってきた経験で、景品交換所の場所を聞いた際の受け答えはある程度決まったパターンに絞られることが分かっています。
《景品交換所を聞いたときに、断る場合の対応》
- 「ちょっと教えられないんですよね」
- 「分からないので他のお客様に聞いてください」
- 「お答えできないんですよ」
- 「警察の指導によりお答え出来ないんです」
- 「他のお客様についていってください」
だいたい上記のようなパターンで断られます。
しかし、初めてのホールで、かつ特殊景品に交換が済んでいるわけですから、場所が分からなければ困るわけです。
さらに追撃して聞くと、以下のような対応になります。
- しぶしぶ教える
- 「詳しくは教えられませんが、みなさんあちらから出て右に行かれますね」
- 「教えられないんです・・・けどあちらです(指さし)」
- 上司や責任者をインカムで呼び出す
最終的には、なんとか交換所へはたどり着くことにはなります。
お客様側の心情
圧倒的に時間の無駄であり、かつ気分が良くありません。
警察の指導であることは分かります。
法的には「全く関係ないお店なので知りません」ということを貫くことが基本らしいのですが、「そんなわけあるかい!」というのが、お客様側の心情です。
また断るホールスタッフの対応の仕方が、総じて良くないのも問題です。
多くの場合は「強烈な拒絶」を表情に表し、かつ言葉も厳しいのです。
そもそも何も言わずとも特殊景品に交換しているわけですから、「じゃあ、なんで特殊景品に交換したの?」と言いたくもなるわけです。
他にもお客様側の心情としては、以下のようなものがあります。
- 「他の客に聞くとかありえないだろ!」
- 「これを持ち帰れと?なにに使うのか」
- 「不親切すぎないか?」
- 「警察と言えばなんでも済むと思ってるのか!」
- 「街中で道を聞かれてるのと同じで、その回答するか?」
- 「じゃあ、どうすりゃいいんだよ!!!(怒)」
さて、こんな風に思われるような対応をしているホールに、お客様は集まるのでしょうか?
お客様は、ただ道をたずねただけです。
ホールスタッフは、街中で道をたずねられた時に、そこまで強烈な拒絶をするのでしょうか?
普通に駅の場所を聞いた時に、「警察の指導で・・・」とか「他の人についていって・・・」とか答えないと思うのです。
その不親切な対応こそがお客様を怒らせ、客離れを引き起こすのです。
集客につながる景品交換所案内とは?
法的にどうとか、警察がどうとかは地域差があるので分かりません。そのため、以下の内容については、各ホール責任者の判断で実施の有無を考えた上で行ってください。
まず、場所を明確ではなくても、教えることは当然であると思います。
道を教えて欲しいと言っている人に、ただ道を教えただけに過ぎません。
それがたまたま景品交換所を聞かれているだけであって、コンビニや駅を聞かれているのと同じだと思うからです。
また、教えることを拒絶しているホールは、同じ管轄内で、教えて営業停止になったり、ペナルティーを食らったホールがあるのか調べたのでしょうか?
あるのであれば仕方ない部分もありますが、調べもしないで拒絶対応を選択し、「ホールにお客様が集まりません」では、ちょっと経営者として問題があると思います。
言葉で言ったことは証拠として残りません。
別に法的な網をくぐれと言っているわけではありませんが、お客様を大切にする気持ちがあっても良いのではないかと思うのです。
また、別の視点で考えれば、景品交換所案内は、接客のチャンスであるとも言えます。
今までで一番すごかったのは、大量交換ではないにもかかわらず、交換所まで一緒に案内してくれたホールもありました。
もしここで可愛い女性店員が案内してくれて、案内中も話しかけてくれたら、「また来ようかな」と思うことでしょう。ご年配の女性が、若い男性店員に気遣いを受けながら案内されたら、「また来たいな」と思うのではないでしょうか。
正直なところ、ここまでやってしまうとマズイという地域もあるかと思います。
その場合でも、指さしでも何でも良いので、少なくともどっちに行けば良いかは分かるような案内をするようにしましょう。
「集客ができない」と嘆いているホールは、結局、新台入替に頼り過ぎていて、他の部分が疎かになっていることが多いです。
景品交換所案内に関しても、接客チャンスととらえ、もう少し上手い対応を考えた方が良いのではないかと思います。