「P闘将覇伝」を個人的に勝手に評価いたします。
※個人的な評価と予想であるため、結果が異なったり、違う意見の方もいらっしゃると思いますので、ご了承ください。
※記事を立ち回りの参考にするのは構いませんが、最終判断はご自身でお願いします。責任を負うことはできません。
《勝手に評価!この台の評価は?》 ※10点満点
- 総合評価・オススメ度:★★★(3点)
- 演出面:★★★(3点)
- 出玉面・スペック:★★★★★★★(7点)
セグが好きな人は加点。またシステムを正しく理解しておいた方が良いでしょう。
《初打ち・初心者向け!無駄玉防止のために抑えておくべきポイント》
1+残保留4と聞くと、シンフォギアのような一種二種混合機を想像するかもしれませんが、実際には違うので、本文で確認してから打つことをオススメします。
台の基本情報
- 機種名:P闘将覇伝
- メーカー:ジェイビー
- 導入時期:2020年2月
- タイプ:特殊タイプ。役モノによる突破、継続抽選。
役モノが特徴的なデジパチ。役モノは通常時に使用するのではなく、当選時やRUSH継続抽選に使われる。
出玉獲得までの流れ
- まず1/319.6を当てる
- 役モノチャンス1回+残保留4回転以内に、役モノのV入賞をさせる
※突破率は約53%の模様。詳しい考察は記事後半「デキレ」の項目参照。
※注意点があるので、「当選時の内訳」のところを確認してみてください。 - 役モノチャンス4回+残保留4回転以内にV入賞させ続けることで、連チャンさせる
※継続率は約83%の模様。詳しい考察は記事後半「デキレ」の項目参照。
当選確率
- 通常時の当選確率:1/319.6
- 高確率時の当選確率:役モノ抽選によるため、特になし
- 賞球数:3&1&5&4&15 9C&10C
※上アタッカー:3球賞球10C。下アタッカー:15球賞球9C。 - ラウンド別出玉数
実質9R:約1170個
5R:約640個
当選時の内訳
- 通常時
5R(小当たり4回+残保留4回):1%
5R(小当たり1回+残保留4回):99% - 右打ち中
実質9R(小当たり4回+残保留4回):100%
注意点:小当たりと残保留について
- 小当たり:役モノチャンスに突入する当たり。
- 残保留:あくまでもデジタルが回る回数
小当たりの確率は約1/3となっています。
そのため、初当たりではほぼ1回、RUSH突入後は4回の「小当たり」が保証されていますが、残保留の4回は「小当たりが4回」という意味ではないことに注意してください。
単純計算で考えても、残保留で役モノチャンスに当選するのは、せいぜい1、2回ということです。(平均すると約1.3回の役モノチャンスに当選)
つまり、初当たりでは約2回の役モノチャンス、RUSH中は約5回の役モノチャンスでV入賞をさせなければいけないことになります。
シンフォギアに代表されるような、1+4だから5回抽選されるというものではないことを理解して、打つようにしてください。
初稼働の状況
少し打って1/319.6を引くことは出来たのですが、残保留のことに気が付いていなかったので、打ち続ける気力がなくなり、やめてしまいました。
また、後で役モノを確認して気が付きましたが、いきなり2段目から落ちたことに苛立ち、心も折れたわけです。
「リリカルなのは」での負債も抱えていたのでね・・・。
筐体関連
役モノ自体は、かなり目を引くもので、役モノ好きとしては期待していました。
使い方はもったいなかったような気もします。
演出関連
通常時はセグでの抽選となるため、好き嫌いは分かれるかと思います。
せっかく良い役モノがあるので、通常時にも絡めて欲しかった気はします。
出玉関連
出玉に関しては、RUSHに突入させることができれば、大量出玉を獲得できる可能性はあると思います。
役モノ抽選が出来レースでない場合、役モノのクセや、ひょっとすると台の傾きなども影響する可能性があります。
※役モノの形状を考えると、傾きの影響は少なそうですけど・・・。
出来レース(デキレ)か否かの検証や、1回の役モノチャンスでの突破率などの計算は、記事後半でお伝えしますので、気になる方はご覧ください。
個人的総評
役モノを楽しめるのが1/319を当てた後のみというのはもったいなかったと思います。通常時は、単調なセグの演出となるため、役モノを楽しむ前に辞めてしまうのです。
せっかく面白い役モノを作ったのですから、その役モノを楽しめる作りにして欲しかったところです。
これ、おそらくですが甘デジであれば、役モノチャンスを楽しめる機会が多くなるため、評価はまったく違ったものになったと思います。
また、「1+残保留4」という表記をしてしまうと、現時点で世の中に出ている台の多くで採用されている「1+4回の抽選=役モノでの抽選」と誤認します。
319を当てた結果、誤認していたことが分かり、がっかりするわけです。
これならば、最初は2回チャンス。継続時は5回チャンスとしてもらった方が、まだ良かったのではないかと思います。
稼働継続予測と適正台数予測
- 稼働継続:1か月
- 適正台数予測:0~1台
※250台規模のホールとして予想
次回作改善要望
せっかくの役モノを活かすようにして欲しいところです。
闘将覇伝も甘デジにしておけば、状況は違ったはずなので、ゲーム性とスペックの両方を活かせる台作りをして欲しいものです。
メーカーさん、よろしくお願いいたします。
m(_ _)m
検証:役モノは出来レース(デキレ)なのか?確率は?
- 闘将覇伝の役モノ抽選が、出来レース(デキレ)であるのか?
- 1回の役モノチャンスの突破率(V入賞確率)はどれくらいなのか?
ということについて、併せて確認していきたいと思います。
あくまでも、独自考察であるため、間違っている可能性はあります。その点をご理解の上、読み進めてみてください。
役モノ「三段スパイラル」の構成と仕組み
役モノ「三段スパイラル」は以下のような構成になっています。
黄色い矢印の1~3が示すように、各段ごとにストッパーがあり、球が左右に進む幅は制限されています。
ストッパーは、下の段に球を移動させるために、球を持ち上げるようにせりあがる動作を行っています。
この制限(ストッパー)が、プラスにも働けば、マイナスにも働くのです。
- プラス面:段を降りるごとに、横移動の幅が狭くなり、Vに近付いていく。三段スパイラルの最終段ではV入賞確率はおおよそ1/3になりそうに見える。ただ、ルートを見ると、タイミングによって2か所(中、右)から入賞しそうにもみえるので、もう少し高いかも。
- マイナス面:水色の矢印のように、各段の端っこで落とされると、次の段の制限の上を通過するため、一気に一番下まで落ち、V入賞しない。水色の矢印のない逆サイドは、ねじれの方向の関係で落ちにくい。
※角に当たってはじかれる可能性はあります。
ねじれている棒が回ることで、球は右へ、左へ移動しながら、ストッパーが持ち上げるのを待つことになります。
これらの状況をまとめると、以下のようなことが言えるのではないかと思います。
例えば2段目に球が来た場合は、おおよそ5ルートあるはずです。となると、端っこに落ちてきたとしても、最大値の5個分ズレるようにねじれ棒を回せば、確実に落とすことは出来ます。
※後述する2段目、2のルートを意図的に選択させることが可能。
他の段でも同様に、真ん中に落とそうとする場合には、台側で調整できないこともないと言えるでしょう。
なぜならば、役モノの構成を考えると、向かって左(水色の矢印がある側)に球を持ってくるほど入賞の可能性が低くなることが分かるからです。
だからと言って、出来レースと決めつけることはできません。あくまでも可能性としてはあり得ると言えるだけに過ぎません。ねじれ棒の回転とストッパーが持ち上げるタイミングが一定ではないため、デキレの可能性はあるとも言えるというだけに過ぎません。
仮説:V入賞確率とRUSH継続率を計算してみた
デキレなのか確認していくためにも、実際に役モノ突破率(V入賞確率)を計算してみます。
まず、三段スパイラルを数字にしてみます。球が通るルートを数字にしました。
ねじれの関係から以下のように、ルートが制限されています。以下は1が写真の水色の矢印側として見てみてください。
「死亡ルート」はストッパーの上を通過してしまい、一気に下まで落ちてはずれてしまうルートを指しています。
- 1234567:7はストッパーがありルート外。1は死亡ルート。
- 1234567:1と7はストッパーがありルート外。2は死亡ルート。
- 1234567:1267はストッパーがありルート外。3は死亡ルート。
※3段目V入賞は、ねじれ棒とV入賞口との関係を見る限り、4か5でタイミング次第で入るように言えます。そのため確率的には約1/3よりも高くなるのではないかと思われます。
生存率(次の段に行ける確率)を単純計算で確認してみましょう。
- 1/6が死亡、5/6が生き残り。
- 1/5が死亡、4/5が生き残り。
- 2/3が死亡、1/3が生き残り?
1回の役モノチャンスでのV入賞確率:5/6×4/5×1/3=22.2%
残保留4での小当たりの確率1/3:1.3回のチャンスがある
- 22%のチャンス2回の場合に1回でも当たる確率:約40%
- 22%のチャンス3回の場合に1回でも当たる確率:約53%
この感じで行くと、残保留で平均的に獲得できる1.3回の場合に、43%くらいになるので、下段1/3は、予想通りもう少し確率としては高いのかもしれません。
ついでに、RUSH中。
- 22%のチャンス5回(4+1)の場合に1回でも当たる確率:約71%
- 22%のチャンス6回(4+2)の場合に1回でも当たる確率:約78%
ここでもメーカーの値より少ない数値になったので、最終段は1/3以上の確率で入賞しそうであることが分かります。
※デキレでない前提であれば。
このように考えた上で、メーカーが出した値から逆算をしていくと、おそらく最終段の数値は、1.3/3弱くらいの数値になれば、計算上は合うかと思います。
この1.3弱という数値は、V入賞の幅と、ねじれ棒による球の流れが関係して、これくらいの数値に落ち着くということでしょう。
これで計算を行うと、1回あたりのV入賞率は約28%となり、以下のようになります。
闘将覇伝 役モノ計算まとめ
- 初当たり:X%×(1+1.3回のチャレンジ)=約53%
- RUSH中:X%×(4+1.3回のチャレンジ)=約83%
X=28程度
- 1回あたりのV入賞計算:5/6×4/5×Y/3=28%
Y=1.26
パーセントに直すと約42%
数値を当てはめてまとめると
- 1回あたりのV入賞計算:5/6×4/5×1.26/3=28%
- 初当たり:28%×(1+1.3回のチャレンジ)=約53%
- RUSH中:28%×(4+1.3回のチャレンジ)=約83%
この数値は、あくまでも逆算したため出てきた数値ではあります。
しかし、初当たりでもRUSH中でも、(出来レースでなければ)役モノである以上1回あたりのV入賞確率は同じ値であるはずです。
今回計算してみた結果、両方の値がかなり近い数値になりました。
このことから、出来レースに出来ないことはないものの、かなりガチに近い抽選をおこなっているのではないかと考えます。
闘将覇伝 役モノ算出数値まとめ
- 1回あたりの役モノ突破率、V入賞確率:約28%
- 出来レースか否か?:計算とメーカー発表値に大きな矛盾が見られないため、ガチ抽選の可能性が高い。
あくまでも上記は、自分なりに算出した結果の結論です。
球を左に持っていこうとすれば、出来レースにすることもできるわけですから、100%デキレではないとは言えません。
今回算出した中で、唯一3段目の突破率(Y=1.26)だけは、逆算で算出しています。
しかし、役モノの構造を見ても「3段目は1/3以上の数値になりそうである」という予測通りになっています。
結果、この検証は、ある程度の正確性があるのではないかと感じました。
最終的な判断は、各自でお願いします。
m(_ _)m
追記
と、ここまで計算していって、最終的にメーカーのホームページを見てみると、以下のような記載があることが分かりました。
《風林火山RUSH継続率》
約53%
決戦の刻(役物チャンス)1回+残保留4個
役物チャンス1回の継続率は約29.2%、
残保留4個の継続率は約33.3%、
直行1%含むTOTALの継続率は約53%約83%
決戦の刻(役物チャンス)4回+残保留4個
役物チャンス4回の継続率は約74.5%、
残保留4個の継続率は約33.3%、
TOTALの継続率は約83%
そうでしたか。書いてありましたか。
(;´▽`A“
ただ、29.2%で5.3回思考すると84%くらいになりそうですですが、まあ、計算自体も楽しむことができたので、28~29%くらいということで良いのではないかと思います。
役モノなので、あくまでも計算通りにはいかないということにしておくとしましょう。
ちなみに、参考までに29.2%で計算してみると、3段目の突破率Y=1.31となります。3段目の突破率は43.8%ですね。
ただ、これらも1段目2段目がきっちり5/6、4/5になっている時にだけ成り立つ数字ですから、あくまでも参考値となります。
計算はしましたが、ざっくり認識した上で、「計算上は出来レースではなくガチっぽいらしい」ということが分かれば、良いのではないかと思います。
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