パチンコ屋に限らず、どんな企業であっても、上に立つ人、下に付く人が存在します。
今回は、「店長、上司、リーダーはどうあるべきか?」ということについて、お伝えいたします。
上に立つ方は、自身の振る舞いを振り返り、下に付く人も、いずれ上に立つ人になるときのために、知っておいてください。
※今回は、個人的に思う上司像について書かせて頂きます。それぞれ違う考え方の方もいるかもしれませんが、ご了承ください。
上司が作るべき環境とは?
店長、上司、チームリーダーなど人の上に立つ人が、確実にやらなければならないことがあります。
それは、部下、スタッフなどが「楽しく働ける環境、雰囲気を作る」ということです。
上に立つ人の多くは、リーダーシップや部下の監視、管理などに目を向けてしまいがちです。
もちろん、それらのことも必要であり、重要なものではあるかもしれません。
しかし、一番は何かと言われれば、「楽しく働ける環境、雰囲気を作る」が挙げられるのです。
これが出来ない人は、下で働く人達から好かれないため、「その人のために頑張ろう」と思われません。
結果、困難な状況の時には離れて行ってしまうのです。
逆にそれが出来ている上司の場合には、仮に何か困難なことに直面しても「この人が大変なのだから助けてあげよう」と思ってもらうことができるのです。
チームの結束力も強くなり、困難を乗り越えれば乗り越えるほど、良いチームワークも生まれていくという、良い循環が生まれるのです。
困難な状況は、上司が引き起こしたものでなかったとしても、賃金カット、人員削減、不況で物が売れなるなど、いつ何時起こるか分かりません。
いろいろな要因で起こってしまうため、個人が注意していてもどうにもならないものなのです。
そのため、常に職場の雰囲気が悪くないかを確認しながら仕事をすべきだと思います。
職場で仕事を楽しみながらできるか否かは、上司の雰囲気作りにかかっていると言っても過言ではないのです。
叱り方、注意の仕方で場が壊れる
「楽しく働ける環境」を作れない人に多いのが、注意の仕方が下手な人です。
本人は気が付いていないことが多いのですが、言葉の選び方が下手で、相手の心にグサッと刺さる言葉を選んでしまい、回復に時間がかかるのです。
注意された部下も、その言葉に萎縮するため余計に失敗を繰り返します。
一人を集中的に標的にしたり、フォローすら入れない上司は、もはやいない方が良い場合もあります。
※フォローは直接でなくても根回しして他の同僚から入れさせても良い
失敗は、みんなで対応することで早期挽回できる可能性もありますが、雰囲気を回復するのには時間がかかりますし、後でシコリが残る場合があるのです。
部下の離職率が高い店長やリーダーは、このあたりに問題があることが多いので、注意してください。
締めるところは締める必要はありますが、職場の雰囲気には常に気を配れる良い店長、リーダーになってください。
部下をかばう、守るのも上司の役目
パチンコホールには、多種多様なお客様が来店されます。
実際に対応に当たるのは、社員やアルバイトスタッフであることが多いかと思います。
しかし、トラブルの度合いにもよりますが、トラブルがあれば率先して対応するのも、店長の役割です。
部下を守ってあげるのは、上司の役割の1つと言えるでしょう。
トラブルやクレームの状況によって、どのようなオペレーションになるのかを周知しておくことも重要となります。
このレベルであれば、担当スタッフが対応。それを超える場合には、リーダー。さらに上になる場合には店長が出るというように、明確に決めておくことで、お客様対応がスムーズになります。
守ってくれる、頼もしい上司、店長がいれば、スタッフも安心して働くことができます。
上司の役目として、しっかりとスタッフを守ってあげてください。
まとめ
「店長、上司、リーダーはどうあるべきか?」ということについて解説しました。
何よりも大事な「楽しく働ける環境、雰囲気を作る」ということは、徹底してやってみてください。
スタッフの関係が悪いホールは、お客様もその雰囲気を感じ取り、足が遠のいてしまいます。目に見えないことではありますが、お客様は敏感に感じ取っているのです。
自身のためにも、スタッフのためにも、そしてお客様のためにも、楽しく働ける環境づくりに取り組んでいってください。