悪天候であると、集客自体がかなり困難になることは、誰が考えても明らかなことかと思います。
そう考えるのが一般的であるからこそ、そこを攻めるのも良いのではないでしょうか?
今回は、一般的には落ちると思われる悪天候時の集客について、天気を味方につける集客方法について考えてみたいと思います。
注意点としては、悪天候と言えど、災害レベルのことは想定して書いていません。雨などの天気が悪い日を想定して書いていますので、ご了承ください。
天気が悪い事で予定が変わる人がいる
自分のことを考えてみれば分かりますが、「天気が悪いから出かけるのはやめよう」「天気が悪いから予定は延期、中止しよう」とさまざまな予定が、天候により強制的に変わってしまうことがあります。
おでかけだけでなく、建設現場のような、外で働くことがメインである方も、天候に左右される人たちであると言えます。
では、これらのことを利用出来ないのでしょうか?
まず上記のように、例えば家族での旅行、お出かけが中止になったとします。するとその家族は「ヒマ」になります。ということは、パチンコ、スロットをする時間が出来たことになります。
もちろん他の事にあてる人が多いとは思いますが、少なくとも本来来られないはずの人が時間を持て余す可能性はあるのです。
では次に、その人たちが自店に来るようにするためには、どのようにすればよいでしょうか?
悪天候の日こそ来店してもらうために!
急遽時間が出来た人が、パチンコ屋に来店するためにはどうしたらよいでしょうか?
簡単です。「雨の日、天候の悪い日はいつもより出す」ということが、打ち手に伝われば良いだけです。
それを伝える手段はホームページ、ブログ、メールなど様々ですが、規制の関係上、露骨には出来ません。しかし、そこをうまく伝えることが出来れば、雨の日でも集客には困らなくなり、むしろ雨の日、悪天候であればあるほど行列が出来る可能性もあるのです。
またこれにはより大きなメリットがあります。
それは「雨や悪天候により、一旦入店したお客様が帰りにくくなる」ということです。
スロットでいうならば、全てが高設定である必要はありませんし、実際そんなことをしたら店が潰れます。しかし、店内が出ている雰囲気が出来上がっている状況では、低設定であれ高稼働になるのです。
そこを利用し、「雨の日は薄利で高稼働」を定着させることが出来れば、結果として悪天候の日だけでなく、通常の日の稼働も徐々に上がっていくようになると思います。
「天候の悪い日は特に出す」ということが浸透していけば、最初に挙げたような予定が変わった人だけでなく、一般の打ち手の集客にもつながります。
本来であれば、ライバル店に行くであろう打ち手が、「あの店、雨の日は出てるよな」となり、次第に集客につながっていくのです。
天候が悪い状況で、開店を待つ環境も重要です。
「外で待たされるくらいなら他の店舗に行こう」と思われないような対策が必要です。店舗により対策は異なると思いますが、待つ環境は出来る限り良くするようこころがけてください。
この待つ時間も、集客に影響していることに気が付いていないホールは、非常に多いように思えます。改善できるホールが、かなりあるように見受けられるので、見直してみると良いかと思います。
悪天候集客まとめ
天気が悪い日に集客をする方法について解説しました。
一言で言えば、「天気が悪い日に出す店」ということを、打ち手に認知されれば良いだけです。
しかし、もちろん簡単には行きませんし、最初の内は赤字になることもあるかと思います。そのため、経営者やホール責任者、店長は、覚悟を持ってのぞむ必要がある施策のはずです。
天候に限らず、店がどんなゴールを目指していくのかを明確にしなければ、的確な集客対応は出来ません。
出しまくっても体力が持つのであれば、出し続ければ打ち手は集まってきます。
しかし、おそらくそうではないはずなのです。目指すべきゴールを決め、「天気が悪い日は当店」と思わせたいのであれば、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
注意点
災害レベルの悪天候のときに営業するのは、得策とは言えません。ネットにより叩かれる可能性が高くなるからです。
災害レベルの時には、むしろ営業をするのではなく、「どうすれば地域住民の役に立てるか?」という視点で考えることをオススメします。
- 避難場所
- トイレの貸し出し
- 食料、電気の供給
方法はいろいろあるはずです。
災害という状況になる前から、「もしなったらどうするか?」ということを、ホールとして考えておくと良いかと思います。